2010年12月02日

勘違いの食育 その2 〜地産池消という大義名分〜


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この記事にはもう笑わずにはいられない。
またか・・・と思ってしまった。
バカも休み休み言ってくれ。

※追記(12/6)
この記事はぜひコメントも読んで下さい。読者の方からの賛否両論のコメントを頂いており、記事とあわせて皆さんの考え、世間一般の考え、そして僕の考えがさらに分かっていただけると思います。






以下引用
徳島県内の国公立小中学校と特別支援学校の給食に、来年1月から県産米粉を使ったパンが登場する。
学校給食に米粉パンが県全域で導入されるのは、岡山県に次いで全国で2例目だ。
米粉の消費拡大で、米の需要低迷に歯止めを掛けるとともに、児童生徒の「食」への関心を高めるのが狙いという。
米粉パンが子どもたちの人気を集め、しっかりと定着するよう期待したい。生産者も積極的に協力し、農産物の「地産地消」の拡大に生かしてほしい。
米粉パンが導入されるのは県内全305校のうち、米飯給食だけの学校などを除く273校。週に平均2回ほど出されるパンを米粉パンに変える。
米粉パンは、パン納入業者でつくる県学校給食パン協力会が県産コシヒカリを使って試作を重ね、食味がよく、既存の生産設備で作ることができる米粉配合割合10%の製品を考案した。
米粉パンは、もちもち感やしっとり感があるのが特徴だ。米には食物繊維が多く含まれており、コレステロールの抑制作用や、生活習慣病につながる活性酵素を除去する機能などに優れているとされる。
課題は従来の小麦粉パンに比べ割高になることだ。しかし、関係業者が差額分を負担するため、各家庭の給食費は変わらない。
既に地元のコシヒカリを使い、一昨年秋から週1回ほど給食に米粉パンを導入している小松島市では、子どもたちに好評で、従来のパンより残食が少ないようだ。
米粉は食材になじみやすく、しかもまとまりやすいという。学校給食だけでなく、家庭料理でも工夫するなど、米粉の新たな利用を探る試みも加速させたい。
大半を輸入に頼っている小麦に代わる米粉の活用は、食料自給率の向上にもつながる。
県内の小中学校では、米以外に、ニンジンやサツマイモ、レンコン、ハモなど地元の食材を使った給食を出すところも増えている。
安全で安心な食材の「地産地消」だけでなく、給食を通じて、農業や漁業など地域の産業について学ぶことは、とても大事である。
一昨年4月に施行された改正学校給食法の主要目的も、「栄養改善」から、食の大切さや食文化などを学ぶ「食育」重視に転換された。食材の生産者や生産過程、流通などもしっかりと教えていきたい。
文部科学省の調査によると、公立小中学校の給食の食材に地場産物が占める割合(品目数)は、昨年度は全国平均で26・1%だった。
本県はこれを上回る32・4%で、政府が2006年に打ち出した食育推進基本計画の本年度目標の30%以上についても上回っている。
県教委は、小中学生を対象に昨年から県産食材を活用した「学校給食アイデア料理コンテスト」を実施してきた。来年度からは、高校生に米粉や徳島ならではの旬の食材を活用したレシピを学校給食用に発案してもらうことも検討している。
さらに学校現場が一丸となって、学校給食を地域学習の大切な“教材”として、大いに活用していってもらいたい。


ツッコミどころが多すぎてどこからツッコんでいいのか分かりません(笑)
では順番に見て行きましょう。



>学校給食に米粉パンが県全域で導入されるのは、岡山県に次いで全国で2例目だ。
以前にも記事にしたが、これが全国に蔓延したら大変なことになりますね。

>米粉の消費拡大で、米の需要低迷に歯止めを掛けるとともに・・・・
普通に考えれば分かることですが、こんなことで米の需要は伸びません。
そんなことより完全米飯給食にすれば問題は解決すると言うことが分からないのだろうか。

>農産物の「地産地消」の拡大に生かしてほしい。
本当に農産物の地産池消を望むなら米飯給食にし、おかずも和食のものにしなければいけない。
パンを出せばおかずも自ずと洋食になることぐらい考えれば分かるはず。
つまり結果的には国内の食料自給率を下げ、自分で自分の首を絞めることになるんですけどね。
ご存知の方も多いだろうが、今、全国的に給食が「子供ウケ」を狙っただけのメニューへと徐々に変化している。
米粉パンなど子供ウケを狙っただけの駄作です。

>米には食物繊維が多く含まれており、コレステロールの抑制作用や、生活習慣病につながる活性酵素を除去する機能などに優れているとされる。
じゃあご飯出せよ(笑)

>大半を輸入に頼っている小麦に代わる米粉の活用は、食料自給率の向上にもつながる。
だからつながりませんって(笑)
パンにバター、マーガリン塗って平気で洋食メニュー出すクセに良くこんな事言えたもんだ。



まともな考え方をできる方ならこれがいかにおかしなことかはすぐに分かっていただけると思うが、これを本気で「食育」などと言って給食に米粉パンを使うなんて、もう怒りも笑いもを通り越して恐怖すら感じられる。
結局「地産池消」という大義名分があれば、こんな間違ったこともまかり通ってしまうんですね。

個人的に米粉パンは嫌いだし、この世からなくなって欲しい食べ物の一つではあるが、存在価値を完全に否定するわけではありませんし、好きな人は「嗜好品」として食べればいいと思います。
でも一つの教育材料である給食にまで米粉パンを使うなんて甚だおかしいことです。
僕は完全米飯給食が全国で実現されることを祈っています。

僕はこんなパンを提供しようと考えた県、自治体、そして栄養士の質を完全に疑いますね。
全くもってお話になりません。

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2010年04月04日

勘違いの食育 〜米粉パンを給食に〜


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岡山県は平成22年度から給食に出すパンを原則米粉入りのものに変えるということらしい。

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2010年4月4日yahoo!ニュースより引用

今年度から、岡山県の小中学校の給食に出るパンが原則、米粉入りになる。県内の市町村に給食食材を供給する財団法人岡山県学校給食会が、食育のきっかけづくりや、県産米の地産地消を狙いに、県産米粉を使ったパンを導入する。同会によると、全県レベルで、米粉パンを常に供給するのは全国で初めてという。
 同会がパンを供給するのは全27市町村のうち25市町村の小中学校約580校。残る美咲町は米飯のみでパンは出さず、奈義町は米粉パンを独自調達するため、県内の給食パンは一律米粉パンになる。一方で、同会は、市町村から要望があった場合は、小麦粉100%のパンも提供する。
 米粉パンは、県産米を県内工場で製粉した米粉20%、小麦粉80%の割合で製造。費用は、小麦粉100%に比べて1個当たり約3円80銭高くなるが、少額のため、給食費には影響しない見通し。パンが主食の給食は年46回程度あり、年間の米粉使用量は約100トンになる。








もうこれを聞いてため息しか出ない。

食育のきっかけづくりや、県産米の地産地消を狙いに〜などと本気で思って給食に米粉パンなどを出すなんて本当に悲しい。

米が主食の日本においてパンを給食に出すことは何の食育にもなりません。日本では米が余っている状況なのに、完全米飯給食に出来ないのは、アメリカからの圧力により必要以上に小麦を輸入していることにも原因があります。
しかも岡山県産の米を使うのであれば、難しく考えずに、ぜひそんな無駄な工程を省いて岡山県産の米を炊いて「ごはん」を出してください。
それが一番の地産地消です。

米粉パンの存在自体を否定するわけではありませんし、好きな方は嗜好品として食べればいいものであって、少なくとも給食に出すものではない。



この悲しいニュースの中でも、一つだけ希望の光が見える。
「美咲町は米飯のみでパンは出さず〜」
という文章である。
美咲町は岡山県で初めて「完全米飯給食」を実施した市町村であり、とてもいい見本である。
全国的にまだまだ完全米飯給食は進んでいないが、これを機に、給食における本当の食育というものを今一度考え直せたら良いと思う。

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2010年02月28日

「野菜ジュースを飲むようにしています。」





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世の中には様々な野菜ジュースが出回っています。
体のためを思ってこれらを積極的に飲む人が多いが、果たしてこれはいいことなのだろうか?どれほどの効果があるものなのだろうか?






「野菜ジュースって野菜を食べているのと同じなの?」

という旨の質問を受けることが非常に多いので、これについて考えてみることにします。
もちろん野菜ジュースとは野菜100%のものに限る。
果汁が含まれているものは「清涼飲料水」に近いと考えるべき。





一番気になるのは「栄養素」と言うことなのだろう。
今回は栄養素の面から考えるが、始めに断っておくと、僕は食べ物(特に野菜)を「体にいいから」とか「栄養があるから」とか言って食べるのは大嫌い。
野菜は「おいしい」から食べるのであって、嫌いならば無理に食べる必要は無いと思っている(特に子供は)→詳しくはこちらの記事をご覧下さい

さて、野菜ジュースの栄養素についてだが、結論から言ってしまえば、「飲まないよりはマシ」程度のもの。
いくら野菜を使っているとは言え、加熱と加工によりビタミンは壊れるし、繊維もほとんど取り除かれてしまうので、生の野菜を調理して食べるのには到底及ばない。


これは「栄養素」のみに注目した結果だが、他にも気になることってありませんか?
この材料の野菜ってスーパーに並んでる野菜と同じものでしょうか?真相は全く分かりませんが、ジュースにしてしまえばどんな野菜も分かりませんよね?もちろんどこから来たのかも分かりません。
飲まないよりももっと悪影響がある可能性だって否定できませんよね。
なので、「飲まない方がいい」と考えることだって出来ます。
その点では野菜の代わりとしてはオススメはしない。



そして僕が野菜ジュースをオススメしない一番の理由が、「野菜本来の形をしていないから」なんです。
近年は食べ物の栄養素のことばかり騒がれ、やれ炭水化物だのやれミネラルだの、仕舞いにはワケの分からん栄養素の名前が飛び交っています。
でも食べ物を食べる上で本当に大切なのって「栄養素」なんですか?少なくとも僕にとっては違います。
野菜にはそれぞれがあり、があり、食感があり、香り、苦味、酸味、甘みなどの味があり、そしてがあるんです。

野菜ジュースはそのほとんどを無視してしまっていると言う意味で、野菜そのものを食べるのには到底及ばないんです。(たとえ栄養素が摂取できたとしても)
栄養素のことばかり言って食育などと勘違いしている栄養士の方お分かりですか?
旬の野菜を育て、見て、料理して食べると言うことが本当の食育ではないでしょうか?




「野菜ジュース」についてまとめると、

・栄養素だけ見れば飲まないよりはまし。
・でもその材料の野菜の安全性は??
・野菜そのものの形、味、食感などが無いという点では野菜を食べるのと同等の価値は全く無い。




もちろん野菜ジュースの存在意義を否定しているわけではないし、好きばらば飲めばいいと思います。
でも、栄養素ばかりに固執することがいかに無駄なことかを少し考えていただければいいかと思います。


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posted by 1031 at 23:40| Comment(6) | TrackBack(0) | 栄養学など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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