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片平まつりを楽しんだ後は、ずっと行きたかったアルフィオーレへついに初訪問。

ここは昼夜共に完全予約制。
ここはハム、チーズなど、すべてにおいて手作りであることでも有名。
さらに使用する野菜は自家菜園で無農薬、無肥料で育てた、不耕起・無施肥栽培のもの。
この日は事前に電話で相談し、10000円程度の料理でお願いしておいた。

この日は結構暑かったので、まずはモレッティからスタート。
うまし。

ポルチーニのフランみたいなものとイチジク
いかにも作り置きという感じではあったが、そこそこポルチーニの味もしておいしかった。

真鯛のカルピオーネ、明石のタコ、鯨ベーコン
カルピオーネはほんのり甘めの味付け。
自家製と言う鯨ベーコンはなかなか良かった。
タコは明石産ということで、ここでわざわざ出さなくてもいいように思った。
塩が弱めですが、まずまずの一皿。

合わせてワインもいただいた。
かなり独特。動物臭。
苦手。

マツタケのスープ
香味野菜の効いたブロードにマツタケ。
余計なことをしていないシンプルなうまさ。

自家製パン
多分トスカーナパンを意識したパン。
好きではない。

白しめじのラグー ビーゴリ
ラグーは香りこそいいが、明らかに塩が足りておらず、間抜けな味。
パスタ自体もかなり芯が残る。
これでいいと思って出してるのだと思うが、この4倍ぐらいは塩がいると思うし、パスタももっと茹でるべきだと感じた。

合わせるワインはトカイという品種らしい。土着。ワインは分からん。
土臭さと絵の具のような香り、後味。
苦手。

秋鮭のリゾット、はらこめし風
秋鮭を使ったリゾットにいくらを乗せ、宮城の郷土料理、はらこめし風に。
こちらもかなり塩が弱く、締まりが無い。
味付けしたんですか?と言いたくなるほど。

阿武隈川の子持ち鮎 イカリ芋のソテー バーニャカウダソース
鮎自体は濃厚な旨みが良かったが、やはりかなり塩が弱い。
鮎自体はとても良かったので、塩が強ければ好みの味であったと思う。

合わせてワイン3杯目。
ドライプルーン、ドライデーツようなややクセのある後味。
山梨のボーペイサージュの物だって。
良く合うような気がした。

一ヶ月熟成させた女川の鹿
かなり深みのある味。強い鉄分を感じさせる。
肉自体はなかなかうまいが、これも塩が非常に弱いのが残念。

二ヶ月以上熟成させた経産短角牛もものローストと鴨のコンフィ
通常は市場に出回らない経産牛。しかもえさも与えず、野性の草のみを食べて育っている。そのため味は獣っぽく、ジビエに近い感じ。
通常の経産牛は筋ばっていて、もちろん味もよくないが、熟成させることによって肉に旨みが出てくるらしい。
この肉はと言うと、やや噛み応えがあるものの、硬すぎない。
さらに熟成により、旨みが出て、なかなかいい感じ。
しかし、これも極端に塩が弱く、仕上がりは残念な感じ。
これももっと塩を強く効かせればかなり良かったと思う。
一緒に鴨のコンフィもついてきたが、こちらはまずまず。
バルサミコは25年物。

合わせたのはこちらのワイン。

自家製生ハム類盛り合わせ
鹿肉、猪豚、猪、豚など、様々な生ハムやパテ。
これはどれもなかなか良かった。

合わせたワイン。

リンゴのケーキとスパイスのアイス
リンゴのケーキは素朴でおいしい。
スパイスのアイスはブラックペッパーとアニス、オールスパイス(クローブ、ナツメグ系かも)が非常に強く効いている。
個人的にはスパイスはもう少し弱い方がおいしいのではないかと思った。

料理は後で確認したら9000円+消費税でした。
それにビール(モレッティ)とグラスワインを5杯で支払い金額は16800円でした。
すべて自家製であることは素晴らしいと思うが、自家製であることが目的となっている感はある。
つまり、自家製しているからといってそれがおいしいかどうかとは別。
おいしい既製品を使った方が満足感が高いと思う部分もないではない。
料理は全体として不満が残る。すごく悪くはありませんが、総じて塩が弱い。ゆるゆる。
料理として成り立たないほどの塩加減のものもあり、かなり疑問を感じる。
「素材の味を生かす」と言いたいのかもしれませんが、塩が弱けりゃ素材も生きない。
申し訳ないが、ヘタクソという感じです。
ただし、素材はかなり良いです。
一度は行ってみたかったお店なので、後悔はありませんが、期待外れではありました。
この地で、そしてこの材料でもっと料理をおいしくすることは出来るはず。
接客はやや難あり。悪くはありませんが、サービスの本質を分かっていないという感じ。
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<2011年秋 東北旅行の記事一覧>
片平まつり2011(東北大学片平キャンパス内)
アル・フィオーレ
山ふところの宿 みやま
東家
福田パン
光原社
ビアパブ ベアレン
ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店
ひぃなの丘 湖山荘
寿司一
ダ・サスィーノ
三内丸山遺跡を巡る。
大館で鶏飯を食らう
秋田内陸縦貫鉄道で行く。
料亭 稲穂
酒盃(その2)
浅舞酒造
発酵の町 横手を歩く
横手焼きそばを食らう。
知憩軒(その2)
羽黒山と精進料理
一心 加減燗
宮城県仙台市太白区向山2-2-1 1F
022-263-7835
営業時間 18:00〜21:00 (木〜日と祝はランチも。12:00〜14:00)
第2・4火曜、水曜休
アル・ケッチャーノに続き残念だったようですね。
この分だとダ・サスィーノも同じような感じなのかなぁ。
こんにちは!
アル・ケッチャーノ、アル・フィオーレ、そして福岡のトト。
地方のイタリアンではことごとく失敗しております・・・。
さて、ダ・サスィーノですが、実は今回の旅で訪れております。まだまだ先の記事ですが、紹介いたしますね。
ちなみに、結果から言うとダ・サスィーノは凄く良かったです♪
つまり、自家製しているからといってそれがおいしいかどうかとは別。」
これ!!まさにそう思います。
私は「こだわりが裏目に出てる感じ」と言ってます。
少ない経験からは「天然酵母」にこだわりすぎてるパン屋に多い気が・・・
おっしゃることがとても共感できます^^
天然酵母でパンを焼くことは良いけど、それがおいしいかどうかとはまったく別ですもんね。
個人的には外食では「おいしいもの」を食べたいクチです。