2011年05月23日

郷土料理の宿 さんなみ その2


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ちょっと前のこと、前回ものすごく感動したさんなみへ。
もう宿泊は不可能かと思っていましたが、たまたまキャンセルが出たとのことで3月末に再度宿泊。
夢のような気分で訪問しました。





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部屋、風呂などの説明は省略。早速夕食の紹介!
まずは食前酒のすだち酒。






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いしりの貝焼き、刺身、ガンドのヅケ、マツモ(海藻)
泊まる前に船下さんから「前泊まった時と料理はほとんど変わらないけど」と念を押されていましたが、それでいいんです。あの料理を食べたかったのだし、むしろ「変わらないこと」がこの宿の良さでもあります。
どれもすべて期待通りにおいしい。





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鱈のフト
鱈の胃などを唐辛子などと漬け込んだもの。チャンジャに近い味わいだが、これ一つとっても居酒屋のように変に安っぽい料理にならないのがすごい。







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ごま豆腐
先回も頂いたが、本当においしい。
洗練を極めた味。もちろん、びっくりするような味ではないが、素朴な中に素晴らしいセンスを感じる。
「素朴な料理」「野暮ったい料理」は似ているようで、全く違います。






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バイ貝
バイ貝はそれそのものが上質で、独特の食感はもちろん、しっかりとした旨みがある。
そして一緒についてくる「ゆうなんば」が素晴らしい!
ゆずの味が濃いのにバイ貝とあわせてもお互いを全く邪魔しない。それどころかお互いを引き立てあって、抜群の味わい。
ゆうなんばを醤油にたっぷり溶かし、たっぷりと付けて味わいました。
刺身に醤油をたっぷりと付けたくなることなんて久し振りです。
それだけ醤油もゆうなんばも上質で、なおかつ相性が良かったということ。






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タコの刺身
いしりの原液とともに。
うまいに決まってる。





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囲炉裏で焼いた海餅(かいべ)とハチメ(メバル)
焼き魚ってセンスが出ますよね。これは抜群にうまいです。
海餅もほんっとに・・・ほんっとにおいしい・・・。






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イカの鱈子付け
イカはもちろん、鱈子も上質。これだけでもおいしいが、これにいしりを付けたときのうまさは格別です。
もう悶絶と言うほかありません。うますぎる・・・・!!








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定置網にかかった鯨
「なみかわ」と言う超希少な部位を頂くことが出来た!
うまい!






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ごはんと漬物
最高のご馳走。これ以上何を求む?





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デザート
娘さん手作りのゆずチョコ。
ゆずも畑で取れたもの。素朴なうまさ。

夕食後も船下さんと関東からの宿泊客の方と話が弾んで、ついつい長居してしまいました。
ここに来る客はみんな少なからず食に対する興味がある方ばかりなのでしょうね。







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そして翌日の朝食・・・。まさに世界一の朝食!
相変わらず夕食から一貫して余計なものが一切無いです。
変な旅館泊まるとお決まりのように出てくる天ぷら、ブランド牛、寿司、創作料理、目玉焼きetc...そういうのが一切無いもんね。
ただ、逆に言うとそういう料理が出てこないと満足できない人食べきれないほど料理が出てくることに満足感を得る人にはこの宿はオススメできないです。







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3年ものの「こんか鯖」
前回も感動したが、今回もめちゃくちゃ感動した。
「うまい」と言う以外言葉が見つからない。
これを食べた後ではどんなこんか漬けも色褪せて見えてしまう。
もちろん最高のこんか漬け。日本人にとっては最高の食べ物とも言えるかも。








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サラダ
いしりドレッシングをかけて。変なサラダなら朝食に不要だが、これは野菜がしっかりうまい。







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煮豆、自家製ピクルス、赤かぶ酢漬け、ブリ大根、わらびと麩の煮物、漬物
最高にうまいものしかない。






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そりゃぁご飯が進むよね。6杯ぐらい食べるよね。









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めかぶの粕汁
味噌も自家製。うまい!
毎日の食事なら、僕はおいしい味噌汁とおいしいご飯があればそれ以上何も必要ありません。








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からすみ
深みのある味わい。お茶漬けなんかにしても良さそう。





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ごちそうさまでした。これで料理は一通り。
食後はサンルームで乾物などを見ながらゆっくりと・・・。





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やはりすべてが最高の料理でした。
もちろん日本の郷土料理ですから、見たことの無いような驚きの料理が出てくることはあまりありません。
でも一つ一つの完成度が素晴らしい。言うなれば、家庭料理を最高レベルに洗練させ手間ひまをかけたという感じ。
今回食べた料理は出汁や付け醤油なども含め、すべておいしくいただきました。残すところが無いくらいうまかった。
人生のうちでさんなみへ来て、能登の風土とこの味を堪能できたことはとても大きな経験になった。
大袈裟な表現でなく、一生のうちでここへ来るか来ないかというのはその後の考え方、人生の厚みが変わると思う。
おいしい料理は雰囲気とそれを楽しめる人があってさらに味が増すものですね。
柄にも無くこんな時間がずっと続けばいいのにと思ってしまった。
船下さん、本当にありがとうございました!!お疲れ様でした。


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さんなみ その1の記事はこちら
さんなみ その2の記事はこちら

石川県鳳珠郡能登町矢波27-26-3
0768-62-3000
posted by 1031 at 20:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 宿・旅館・ホテルなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とっても行きたくなりました。素材を生かしたシンプルな料理にふれると身体と心の真ん中に入ってくる、、そんな感じがします。
Posted by peke at 2011年05月25日 21:15
ここは絶対に行きたいと思ってたのに・・・閉めると知ってから即予約の電話をいれたのですが、時すでに遅し・・3月末まで満室ですといわれ、泣く泣く諦めたしだいです。まさに理想の宿ですよね。ここで日本酒とともに朝まで飲み明かしたかったなぁ・・・こんな理想の宿は今後出現しないだろうなぁ・・・(泣)
Posted by プリエバ at 2011年05月26日 13:10
pekeさんへ

シンプルな料理にこそセンスや素材の良し悪しが表れると思います。
僕はこの宿ほど心の底からおいしいと思った料理はありません。僕も出来る限りこんな料理に近づけるように努力したいものです。
Posted by 1031 at 2011年05月26日 22:05
プリエバさんへ

予約の電話されたんですね・・・。
僕は本当に運がよく、この短い間に2度も伺うことが出来ましたが、本当に素晴らしい宿です。
閉店はとても寂しいですが、僕はここに来られて本当に良かったと心から思えました。
こんなレベルの料理が出る宿がまだ日本にはあるのでしょうか??もしあれば遠くてもわざわざ行くべきでしょうね。
Posted by 1031 at 2011年05月26日 22:07
親戚が能登で、しかも知り合いのお祭りの御呼ばれ(さんなみの、すっごい近所)で前々から知っていた所です。
「大人になって自分で十分稼げるようになったら、いつか!」
って思いながら崖の上から見ていたら、お宿、閉めるなんて!ニュースを見て、大変ショックでした。
でも、時の流れってそういうものなんでしょうね。志を受け継ぐお宿がまた生まれると思いたい。
ここのブログで詳しく紹介されているのを見て、夢を確認する今日この頃です。
Posted by うさうさ。 at 2011年06月03日 10:19
うさうささんへ

そんなに近くだったのですね。
閉店の知らせを聞いて僕も驚きましたが、最後に行けたことは生涯忘れられないと思います。
このレベルの郷土料理を出す宿(お店)が今後出てきて欲しいですが、なかなか難しいのが現実かもしれませんね。
Posted by 1031 at 2011年06月03日 23:00
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