2011年02月17日

郷土料理の宿 さんなみ


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能登にある民宿「さんなみ」に行ってきました。
ご主人の船下智宏さんは郷土料理や発酵食品など、この能登地方に伝わる伝統の料理を継承し、提供し続けることでも有名。
「いしり」をはじめ、ありとあらゆるものが自家製であることも非常に魅力的。
もう何年も前から行きたかったが、ついに今回行く機会に恵まれました。






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それだけに、
奥能登の郷土料理にこだわり続けてきた能登町矢波の民宿「さんなみ」が、3月末で店をしまう。
電話予約をしたまさに翌日、こんな記事が地元の新聞に掲載されたのは衝撃だった・・・・。
→その記事はこちら
結果から言うと、本当に本当に閉店が強く惜しまれる宿です。

宿泊は1泊2食付きで14700円(12歳以下は利用不可)。
1日3組限定。




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掃除が行き届いた落ち着いた佇まい。
部屋も風呂も非常に簡素で、お世辞にも豪華とは言えません。
部屋は4人入るとちょっと狭く感じるくらいだろうし、風呂は共同で(交代で入る)、家庭用の風呂を広くした程度。
このあたりに価値観を求める方はこの宿に来ない方がいいでしょう。








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では夕食です。
別室の食堂には囲炉裏が3つあり、そこを囲んで食事をする形。








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食前酒
船下さんの奥様手作りのかりん酒。
すっきりしてとてもうまい。







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料理はすべて船下さんの丁寧な説明付きで提供されます。







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自家製いしり貝焼き
船下さんがご自身で作られた「いしり(いしる)」を使った鍋風の料理。
いしりはイカから作った魚醤で、こちらでは2年以上熟成させているらしく、普通に味わえるものに比べて角が取れ、とても旨みがある。
これにイカをはじめ、船下さん夫婦自ら無農薬で育てた新鮮な野菜。
めちゃくちゃうまかった。







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天然のハチメ(メバル)炭火焼き
塩は能登の天然塩。
変に焼きすぎることも無く、とてもうまい。
塩もマグネシウムを強く感じる味わい深い塩。魚介との相性抜群。






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海餅(かいべ)
いしりを使って炊いた米を潰してイカの軟骨や身を混ぜ込んで焼いたもの。
何とも言えない旨みの詰まった料理。しみじみうまい。









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お造り
サザエ、甘エビ、天然ブリ。
わさびは本わさび。
すべてうまいが、特に天然ブリが最高!
食感、うまみともに抜群。最高レベルの刺身。







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ごま豆腐
ごまの風味、上品な出汁。見るからに締まりがあり、とてもうまい。
田舎の民宿にありがちな変に甘い味付けや野暮ったい味付けは無い。味を構成する上での無駄な装飾なども一切無く、文句のつけようがありません。








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ブリのヅケがすごくうまい!!
酒も進む!ご飯も進む!
ちなみに日本酒は奥能登の「竹葉」のみ。
これでいいんです。





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白子
見るからに超新鮮でうまみも十分。そうそうお目にかかれないレベル。
写真には無いが、畑で取れたゆずの絞り汁を使ってもまたうまい。







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鱈の子付け
うまみの強い雄の鱈の身に、これまた旨みの強い雌の真子を付けてある。
右の赤い調味料は「ゆうなんば」と言い、ゆずを唐辛子と塩のみで漬け込んだもの。
あぁ・・・うまい・・・幸せ・・・♪





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ヤリイカの刺身
これにはいしりの原液を付けます。
合わないワケが無いです。もう悶絶。








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エイの和え物
変な臭みなど一切感じさせない上質なエイ。
当然うまい。







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アワビの刺身
アワビはそれ自体で非常に強い旨みがあり、食感もいい。
一緒についてくる肝を使って肝醤油にして食べましたが、うまいと言うしかありません。





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漬物
とってもキレイな味。
酒はもちろん、ついついご飯も進んでしまい、2合以上は食ってしまった。







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デザート
ゆずのチーズケーキ。
こちらは娘さんの手作り。素朴なうまさ。





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料理は見た目にも味付けにも非常にセンスがあり、単に田舎の素朴な料理というだけでは到底片付けられないレベルです。郷土料理好きにはたまらないと思います。
変な天ぷらなどが出ない点も非常に好感が持てる。
食器なども豪華絢爛な感じではないが、風情がありとてもセンスがある。
朝食も非常に楽しみ。大満足で就寝するのでした。







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翌日の朝食はこれまた夕食とは違う魅力があり、見るからに締まりがあってうまそう。
旅館などで必ずと言っていいほど出てくる「温泉卵」や「海苔」や「乳製品」や「色合いのためだけに使用した野菜(トマトとかね)」など、食事の中で意味をなさないものが全く無いという点はまさに僕の追い求めてきたもの。




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3年物の「こんか鯖」
3年以上の熟成を経て非常にうまみが強くなったこんか鯖(へしこ)。
角も取れており、当然塩気は強いが嫌な塩辛さが一切無い。
こんか漬けの概念を覆されました。こんなうまいものがあるなんて・・・・!





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車麩と切干大根の煮物、ネギ味噌、自家製ピクルス、松前漬っぽい味の料理
どれ一つとして全く手抜きなし。ご飯が進んで進んで仕方ない。





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漬物もちゃんとうまいもんね。








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ごはんとお茶はセルフサービスだが、ここはそれでいいと思う。
料理がうますぎて朝から3合ぐらい食ってしもうた。







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鱈汁
白子、肝、骨と供に煮込んであり、非常に旨みが濃厚。味はもちろんのこと、残さずおいしく頂くという意味でもとても素晴らしい料理。
器は合鹿椀(ごうろくわん)で、その昔はご飯を食べるために使用されていたもの。






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大根と大根菜の塩もみ
上にかかっている鰹節も自家製。とってもうまかった。





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鱒のなれずし
麹ではなく飯を使った、正真正銘のなれずし。
熟成感があるが、変な酸味などは無い。うまい!





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ブリ大根
非常に好みの味付け。





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お茶はセルフサービスですが、この杜仲茶も茶葉を育てるところから自家製

個人的に好みそのまんまの料理が出てきましたし、料理一つ一つの手のかかり方がすごい。
決して豪華な食材を使った料理ではありませんが、年単位で熟成したものや、調味料なども含めすべて自家製であることを考えると本当に素晴らしいと言うほかありません。
手間と時間が作った料理は何にも替えがたい。
単に田舎の郷土料理というだけではなく、素晴らしいセンスもある。
そこらの料亭なんかと比べても手のかかり方が違いすぎるし、刺身一つとってもちょっとレベルが違う。抜群にうまかった。





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朝食後には隣の部屋も見せていただいた。
ここには数々の保存食があります。













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自家製の干物たち。
くちこや鰹節などなど。




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からすみ、ゆべしなどなど・・・・。

そして船下さんから直々に貴重なお話もたくさん聞かせていただきました。
やはりとても素晴らしい考えの持ち主であることを改めて知ることが出来ました。
まだまだ食文化にも知識が浅い僕ですが、お互い食に対する考えを熱弁していると、話が止まらない(笑) お忙しい中1時間近くも熱い話を聞かせていただきました。
特に船下さんのおっしゃったことで心に残ったのは「文化を薄めるな」と言う言葉。
船下さんは、今いしりなどが流行り出し、都会はもちろん、挙句の果てには海外でもいしりを使った料理が作られていることを嘆いておられた。
都会の人たちに興味を持っていただくことはとても重要だが、それは能登でだけで出せばいいことで、必要以上に文化を広めることはすなわち薄めることでもあると言うこと。
そんなことをして金儲けに走れば、まがいもの(添加物使ったりね)が蔓延ったりしないでもない。
そうなってしまえば本当におしまいである。
一度途絶えた食文化は絶対に元に戻らない。例えそこにレシピが残っていてもその味が分かるものがいなければそれが正しいのか正しくないのかが分からない。
もちろん能登に限らず、地方の食文化は絶対に絶やしてはいけない。
そして最後には船下さんに「こんな風に考えとる若い人もおるんやな。驚いたわ。いやぁー未来に希望が見えてきたわ(笑)」と感心していただけたのはお世辞でも素直に嬉しかった。

ちなみに話の中で徳山鮓美鈴をオススメしていただきましたが、どちらも行ったことがありますよ、と言うとこれまた大変感心されました(笑)






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個人的には好みそのまんまの宿であり、あえて点数をつけるなら100点満点で120点つけたいくらい満足。
郷土料理を出してくれる宿やお店には数多く訪れたが、ここは段違いに素晴らしい。
金額のことを言うのも野暮かもしれないが、気の遠くなるくらいに手の込んだ料理の数々が味わえて14700円で宿泊できることを思えばかなり良心的です。
ただ、ここは一緒に来る人を選ぶ宿でもあると思います。
料理以外は非常に簡素なので、好き嫌いが分かれるのもそうですし、なにより興味がある人でないとこの料理の「本当の素晴らしさ」を理解し難い気がします。
もっと前にここへ来ることが出来ていたなら、僕は間違いなくリピーターになっていたでしょう。(実際すぐに予約を確認しましたが、閉店まで完全に予約が埋まっているそうです。)
やはり素晴らしいとしか言いようがありません。名残惜しいですが仕方ありません。
読者の皆様でさんなみへ行かれたことのある方はいらっしゃいますか?こういう宿はこの良さを共感できる人とだけ行きたいですね。
今後ここを超えるほど満足できる宿に巡り会えるだろうか・・・・・。

ありがとうございました!ごちそうさまでした!
そして40年間お疲れ様でした!!

<追記>
船下さんから直々のメールが届きました。 泣きそうです。
先日はわざわざ遠いところまでお越しいただきましてありがとうございました。
私共も大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
最近の若い方々は郷土料理や発酵食品などに興味を持っておられないのかと思っておりましたが、安心いたしました。
ついつい熱が入ってしまい、時間を忘れてお喋りしてしまいましたね。
今後益々食が変化していくのではないかと思っております。
いろいろ進化しながら変わっていくのも悪くはないのですが、基本は基本としてきちんと残しておくべきだと思います。
〇〇さんの年代の方々で頑張っていただけたら将来は何も心配いりません。
頑張って下さい。(抜粋)


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石川県鳳珠郡能登町矢波27-26-3
0768-62-3000
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posted by 1031 at 20:05| Comment(25) | TrackBack(0) | 宿・旅館・ホテルなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こ・・・こういう料理を作れるようになりたい・・。

きっと料理に対する考え方が私の思うところと同じ方向性だと思います。

いいなぁ。勉強しに行きたかったなぁ。

閉店は本当に惜しいですね。
出来れば・・・その後も
こういった素晴らしいものを伝える料理人であり続けていただければ、と。

パン君の記事から伝わってくるものからだけでも
思えます。
Posted by カイエ at 2011年02月17日 20:56
知ったと同時にもう行けない宿に確定してしまうとは。罪な記事です。
 
うちの社長なんかがコレ見たら歯噛みして悔しがるでしょうね。もちろん私も
今まさに歯噛み中… 
 
Posted by 主任です at 2011年02月17日 22:31
ふぅ。読み終えて思わずため息が出てしまいました。

船下さんの「文化を薄めるな」と言う言葉、とても胸にズシッときました。

あぁ…いろいろ語りたいですね。



Posted by のんたん at 2011年02月17日 22:55
素晴らしい宿ですね。
某雑誌で見ていながらも「遠い」という理由だけで行かなかった自分に後悔です。

全ての料理がまっすぐで正直で、1031君の話を聞いていた以上に写真を見て驚きました。
こんな素敵な宿、そしてこんな素敵なご主人がいらっしゃるんだね。
先人の知恵をアレンジしたりすることなくそのまま継承することって当たり前のようで、まったくできてないのが今の世。
久々に心揺さぶられました。
Posted by クレイジーめぐ at 2011年02月17日 23:09
素晴らしすぎます。 日本っていいなぁ(⌒〜⌒)
Posted by ダイエットドクター at 2011年02月18日 00:25
はじめまして。
パンの記事など、楽しく拝見させてもらっています。
歯切れのよい文章が読んでいて心地よいです。

さんなみさんの閉店、驚きました。
能登には縁があって、足を運ぶようになって15年ほどになります。
いつか時期が来たら、さんなみさんに伺いたいと願っていたのですが…とても残念です。
でも、さんなみさんのことを1031さんの記事で読むことが
できて良かったです。
読み終えて、宿には伺っていない私も満たされてすっきりした気持ちになりました。
ありがとうございました。

ところで七尾市の鳥居醤油店に行かれたことはありますか?
友人が営む小さな醤油店です。まだご存知なければ是非とも足を運んでみてください。
Posted by yoko at 2011年02月18日 02:05
海餅というのは知りませんでした。おいしそう。ぎゅっと詰まった味がするのでしょう。
私の地元 岐阜市では、秋になると家庭の軒下などで、お手製の干し柿を吊るしています。こういうのも立派な食育ですね。美味しい思い出がひとつ増えましたね。
Posted by ぷりん431 at 2011年02月19日 07:41
はじめまして。
パンの記事や郷土料理の記事楽しく読ませていただいてます。

某雑誌で見かけてからずっと行きたいと思っていた宿だったのですが、残念です。

記事からも感動が伝わってきました。
こういう宿や、考え方の方々を途絶えさせずに文化を継承していかなくてはいけませんね。地道にやるというのは一番大変なことなのだと改めて考えさせられました。

ありがとうございました。
Posted by peco at 2011年02月19日 10:07
カイエさんへ

そうですね、おそらく料理に対する考え方は同じだと思います。
閉店は本当に惜しいですが、余力を残したままでやめられるのはある意味こだわりを感じます。
カイエさんも文化を薄めることなく、この地方だからこそ出来る料理をぜひ伝えていってくださいね。
Posted by 1031 at 2011年02月20日 23:28
主任さんへ

こういう宿は本当に分かる方が行くと楽しめると思います。
主任さんのような方にもぜひこちらの味を試して欲しかったです。
こういう料理を提供する宿やお店が増えるといいのですがね。
Posted by 1031 at 2011年02月20日 23:29
のんたんさんへ

「文化を薄めるな」
これだけでもすごく考えさせられることが多いですよね。
郷土料理などが見直されてきているのはいいですが、それがちゃんとした考えも無くやっていれば、結局は食文化を残すことにはつながらないのですからね。
それも分からずにミーハーな心だけで郷土料理を食べたり作ったりすることは避けたいですね。
Posted by 1031 at 2011年02月20日 23:32
めぐさんへ

本当にその通り。
そのまま残すということが最も必要であり、最も難しいことなのかも。
基本が出来た上でアレンジ、発展させていかないとそれはただの創作料理ですし。
こういう文化を理解し、残していける人でありたいですね。
Posted by 1031 at 2011年02月20日 23:35
ダイエットドクターさんへ

素晴らしいです。
Posted by 1031 at 2011年02月20日 23:36
yokoさんへ

よく能登へ行かれるんですね。
さんなみさんの閉店は本当に残念でなりません。こういう清々しい引き際もいいですが、願わくは通うことが出来たなら・・・。
鳥居醤油さんはお友達なんですね。
今回記事にしましたが、行ってきましたよ♪
作り手の気持ちが表れたやさしい味わいの醤油でした。
Posted by 1031 at 2011年02月20日 23:38
ぷりん431さんへ

海餅は船下さんのオリジナルだそうです。
あえて言うならこういう食事、文化を理解することこそが本当の食育なのでしょうね。
Posted by 1031 at 2011年02月20日 23:40
pecoさんへ

僕も今回行けて本当によかったです。
変わらないということが実は一番難しいのかもしれません。
海外の文化もいいですが、日本人にはまず日本を好きになってもらい、自分の地域を好きになってもらわないといけないでしょうね。
Posted by 1031 at 2011年02月20日 23:42
お久しぶりです。

あのあこがれの“さんなみ”が閉店って…。絶句してしまいました。

いつか必ず行くぞっと思っていたのに残念でなりません。
ワタシは結局行けませんでしたが、貴重な記事を読ませて頂き感謝。本当に有難うございました。
Posted by sophia at 2011年02月22日 01:08
sophiaさんへ

お久しぶりです。
sophiaさんも憧れだったんですね・・・。
僕も閉店の記事には本当に驚きました。
それだけに僕は行けて本当に運が良かったと思います。
こんな素晴らしい宿が見つかるといいですよね。コメントありがとうございました!
Posted by 1031 at 2011年02月22日 22:28
こんにちは。
勉強不足で良く存じませんが、日本海側でも鰹節加工に向いた鰹の水揚げはあるのでしょうか?

又、(12歳以下は利用不可)について何か推測できますでしょうか?今はもう遅いですが、小学生の子供に(他の地域から見れば)変わったものを食べさせてやろう、という機会を逸してしまいます。12歳以下ということですから、酒と合わせてこその料理でもないでしょうし、1人分の量が多いとか、他の宿泊客の迷惑になる、といった程度しか思いつきません。ただ、後者は各家庭の躾けの問題であり、迷惑になりそうだったら子供を連れて席を外すのは当然でしょう。大人であっても、ホテルや旅館でモラルの低い宿泊客は至る所で見受けられますし...

かつて、”お子様向けメニューあります”といったホテルや旅館、民宿に子供連れで滞在した時、正に全く子供だましの料理しか供されなかった記憶があります。
Posted by カード利用者 at 2011年02月28日 11:59
カード利用者さんへ

鰹節は僕も気になったので聞いてみましたが、小さな鰹は揚がるそうです。
12歳以下利用不可については当然他の客に迷惑だからでしょう。おっしゃるとおり、しつけの問題はもちろんありますが、「うちの子は大丈夫です」と言ったからそれが大丈夫だとも限りません。どこかで線を引かなければ基準が作れませんし、そう考えたときに中学生以上というのは個人的には大賛成です。
ややきつい言い方ですが、子供にこの宿は合いません。大人が日常とちょっと違った特別を求めに来るところでいいと思います。それでクオリティが保たれていると思いますし、この宿では「お子様向けメニュー」だけは絶対にやめて欲しいと思います。
子供にこういう味を知ってもらいたいと言うのは分かりますが、他の地方へ行くのは大人になってからで、まず自分の生まれ育った地方の郷土料理を知っていればそれで何一つ不自由は無いと考えます。
Posted by 1031 at 2011年02月28日 20:16
おっしゃること、理解はできますが、例えば、2〜3才離れた子供が二人いると、最長で15年間、門戸を閉ざされることになります。これでは伝統的なものを伝えようとしても無理があるなと思いました。
ま、オーナーの考え方でしょうが...

ところで、愛知県や名古屋の郷土料理が取り上げられないのは、ロクなものがないということでしょうか?
Posted by カード利用者 at 2011年03月01日 19:26
こんばんは。
私も北陸出身ですので、こちらの味が想像できて、
ものすごく実家に飛んで帰りたくなりました。
なんというか、言葉では、いいようがないものであります。
自分の体に染み付いている感じです。
冬に味わうのは格別でしょうね。
いかにも、北陸の冬という感じです。
郷土料理とは、その土地に染みついたものだと思います。全ての条件が揃ってその料理があるものだと思います。
日常的なものである郷土料理をおもてなしにしてしまうまでの宿は素晴らしいです。
ですが、やはり、おもてなし料理で昇格されて、もてはやされることの、危惧感はいやめないです。
そんな所も、真剣に考えなければいけませんね。
Posted by ひつじ at 2011年03月04日 22:51
ひつじさんへ

北陸の方ならばそう感じられる方が多いと思いますよ。
言葉ではなく、感覚なのでしょうかね。いつもこうだったというごく自然な形がこれなんですよね。
僕も冬の間に行けて本当によかったです。
この宿の料理に関しては船下さんも言っていたのですが、なにも「特別な料理」を出しているわけでは無いということでした。
これを神格化してしまうこともおかしいですよね。かと言ってこの「ごく当たり前」の味をすべて実践することは難しいのですが。
だからこそこの宿の、この料理の良さを分かる人とだけ行きたいという思いがあります。
Posted by 1031 at 2011年03月05日 18:49
「文化」とした場合にどう考えるのか?
郷土と相反するということは自明で、その意味で使っていらっしゃることと存じます。
濁流のように押し寄せる「食通ブログ」があり、一家言を持つものも多くあり。
中原の言葉に膝を打つものが多々ありますが、もちろんご存知なのでしょう。
でなければ、こうした全世界への発信などありえませんから。
Posted by 物知らずの恥知らず at 2012年09月22日 01:51
物知らずの恥知らずさんへ

何をどのようにですか?
具体的にはどういうことでしょうか?
Posted by 1031 at 2012年09月22日 13:40
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