人気ブログランキングに参加しています。
表参道付近にあるフレンチレストラン。
今回は12600円のコースをいただきました。
このコースは通常ディナーのメニューで、シェフのスペシャリテの詰め合わせになっています。
この日は昼にしか時間が取れなかったため、ランチでお願いしたが快く引き受けていただけました。どうもありがとうございます。
また、たまたまなのか分かりませんが、お一人様の方が多くいらっしゃった。
スタッフ皆さんちょうどいい距離感の接客で、非常にいい気分で食事を楽しめます。
それでは食事に参りましょう。料理名は正式名称ではないものもあります。
かぼちゃのピュレとホタテ
まずアミューズです。かぼちゃにはクミン、フェンネルが効かせてあり、このバランスが非常に良かった。
ホタテもおいしいし、甘さを強く感じられる火入れも良かった。これからの料理に期待が持てます。
アンポ柿とトリュフとチーズ
アミューズ二品目。トリュフが非常に香り高い。
チーズは何だったか忘れたが、おいしかった。
農園野菜のテリーヌ
十数種類の野菜がそれぞれに適した異なる調理法で詰め込まれている。
とても丁寧な感じが伝わってくる一皿でした。
ここでパンとバター(無塩と、燻製の有塩)が登場。
セモリナ粉のパンとカンパーニュだが、どちらも相当うまい!
パン屋に置いてあったら購入したいと思えるほどのハイレベル。
これほどまでにしっかりしたパンを置いてあるレストランは確実に全国でも有数でしょう。
あまりにも気になったので、聞いてみると「モリノオーログラーノ」という卸専門?のパン屋のものだそう。
岸本シェフがそのパン屋にお店のコンセプトをちゃんと伝えた上で、焼いてもらっているそう。
これをどのお店でもやって欲しいわけですよ。パンをおろそかにしないという点は非常に好感が持てます。
カリカリのじゃがいもで包んだ赤座海老
料理が現代的な感じなので淡い感じを想像していましたが、これはアメリケーヌソースも濃く、塩もしっかり効いていてすごくうまかった。
じゃがいもと海老の相性も良く、とてもおいしい一品。
ポーションがやや少ないかと感じたが、これくらいが一番おいしく食べられる量なのかも。
茨城県産焼き栗のスープ エスプレッソの香りをアクセントに
濃い栗の味に、エスプレッソが同調してうまかった。
こちらも濃厚でおいしい。
潮の香り 釣り天然魚本日のインスピレーション
魚は赤ムツ(ノドグロ)。しっかりと効いた塩味と濃厚なソースで味わいがボケることなくとてもおいしくいただけた。
本日の肉料理
鶏肉のグリルみたいな感じ。
フォンの旨みが強く効いたソースはおいしいが、案外普通な感じの料理でした。
しかもこの日の通常メニューが仔猪だったらしく、隣の客の料理が気になって仕方なかった(笑)
鶏もいいけど、猪食いたかったね。
アヴァンデセール
ゆずのシャーベット。
アーモンドミルクのブランマンジェとフルーツのミネストローネ
極限まで柔らかな食感。アーモンドのコクがしっかり感じられ、とても上質なデザート。
こちらはフルーツのミネストローネ。おいしかった。
せっかくなのでこの日は皿に合わせてワインもいただいた。
シャンパンとその他4種類のワイン。
コーヒー飲んで。
これまたシェフのスペシャリテであるクグロフやその他のプチフールを頂き、まったりと。
今回はシェフのスペシャリテの詰め合わせを頂いたわけだが、これが12600円なので、別にサービス料が10%かかることを考えても、満足度は高いです。
ワインも頂いたので支払い金額は2万円をちょっと超えるくらいになったが、それでもそれだけ払う価値はあると感じました。
料理は現代的というか、少し創作っぽいので正直不安もありましたが、しっかりとした正当派の料理という土台がある上に創作を加えているという感じで、芯にブレがありませんでした。
パンも料理との相性を考えられた上で、とてもおいしく、非常に満足の出来るものでした。パンがおいしいお店って本当に稀です。
ちなみにこのお店はミシュラン一つ星ですが、それも納得です。
機会を見つけてまた訪問したいお店でした。
人気ブログランキングに参加しています。
東京都港区南青山5-2-11 R2-A棟 B1F
03-6427-3209
営業時間 11:30〜14:00 18:00〜21:00
不定休