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約1年前に店の前に来たら開店時間が変更になっていて、開店まで待てずに帰ったお店。
そもそもこのお店のパンの顔を見たときに全くそそられなかったのだが、いい評判を聞いたということと、辛口なシェフのブログを見てると、これだけ言うならぜひ食べてみたいと言う気持ちが働いて今回の訪問に至りました。
まず外観がセンス無さ過ぎるので何とかした方がいい。
シェフのブログには「これが本当のパリの味」みたいなことを良く書いてありますが、それに惑わされてはいけない。問題は自分自身の好みであって、「パリの味だからおいしい」わけではないのです。
シュクレクールの岩永シェフもいろいろ言っちゃう人ですが、あれ見てると「岩永シェフだけが特別苦労してきた人、素晴らしい人、努力している人」のように思ってしまう人がいそうですね。
別にパン屋ならみんな忙しいよ。大変だよ。苦労してるよ。
ホントに大変ならブログ書いてる時間無いよ。
さて、話はそれましたが、やはり食べなければ何も分かりません。
開店間もなかったので、まだ完全には揃っていなかった。
ちなみに、パンの取り置きは可能だが、1種類10個からとのこと。
つまり実質取り置き不可能みたいなものだが、これをやるお店の意図が理解できないし、そんなくらいならいっそのこと取り置き不可にすればいいと思う。
ケーキ類もいくつかあった。
バゲット(310円)
クープはダメだし、成型の技術は今ひとつ。
焼き色は非常に浅い。もちろんシェフがあえてそうしているわけですが。
持った感じもかなりソフトで、ふにゃふにゃ。重量感もありすぎで、不要な水分が抜け切っていない。
食べてみると非常にソフトながらしっかりとした香りがあり、第一印象は悪くない。
熟成したうまみは乏しいが、逆に粉自体のうまみというか味が強く感じられる。
生焼けのような生地なので、逆に粉本来の風味が消えないのか?
僕にとってはやや穀物っぽさと言うか青臭さが残った生地に感じられ、「バゲット」どころか「パン」ともあまり呼びたくない感じでした。質のいい小麦粉の塊といった印象。
パン・ド・ミ(400円)
悪い意味で非常に重量感があり、ただの粉の塊といった印象で非常に厳しい。
水分量はあるが、それがまた生焼けっぽく感じられてしまう。
必要以上の油脂類の多さも感じられ、口溶けも食後感も悪い。
好みか好みで無いかと言われると確実に好みではありませんし、マズイです。
パンは火を通して初めてパンですし、クラストがあってこそパンだと思います。
クロワッサン(220円)
焼き色はかなり淡いが、思ったよりは食感はある。
バターの風味はちゃんと感じられるが、内層はまったくダメ。層がほとんどできていないです。
変な味はしないので食べられないほどのものではありませんが、クロワッサンというパンはそもそも折り込みの生地であり、これではクロワッサンと呼べるような仕上がりではありません。
層を折り込むときにバターが生地になじみすぎるとこうなるみたいだが、それって技術的にどうなの?
そんなことは無いと思うけど、あえて狙ってこうしたのであれば別にいいですが、この味を構成する上で狙ってそうする意味はないし、これって「クロワッサン」では無いですよね。
ヴィエノワーズ・ショコラ(240円)
成型がだらしない。子供の粘土細工みたい。
チョコレート2倍!だそうだが、何と比べて?当社比2倍?
生地はバターが感じられ、ややヒキがある。
好みの問題で言うともう少し歯切れのいい生地の方が好み。
悪くは無いが、好きではない。
カンパーニュ(ハーフ・250円)
こちらはまずまず焼きが強い。
一口目からしっかりとした甘さを感じ、さらに噛み締めるごとに膨れ上がる甘味いい。砂糖でも入ってんじゃないかと思うくらい。
複雑で厚みのある味わいがとても良かった。
ホントにパリに行ったらこんなパンばかりなの?
これを食べて、「(・・・あれ?おいしくは無いけど)パリの味だからおいしいはずなんだ!」と自分を納得させた方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
今回選んだパンはカンパーニュを除いて、どれも好みから大きく外れていましたし、好みの問題を無しにして考えても完成度は高くないと思います。第一おいしくなかった。
バゲットもクロワッサンも好みとは全く違いますが、まずくて食べられないような変な味というわけではないです。
(クリックで拡大)
お店の前にはこんなものが貼ってありますが、見てるこっちが恥ずかしい(笑)
本当のことでもこんなの書いちゃうんだって感じで少なくとも好感は持てないです。
このお店のパンを食べるときはいろんな情報を排除して、まず冷静になってから食べるといいと思います。それでもおいしければそれは好みに合っているんだと思います。
好みの問題と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、僕にとっては「好き嫌いが分かれる」とか「好みの問題」という土俵にも上げたくないレベルでした。
技術的に完全に劣っているわけですから、これを好みの問題で片付けては、ちゃんとした技術を持ってやってるその他のパン屋に失礼です。
ケーキは分からないけど、パンに関して言えば、残念ながらおいしいと思える要素がほとんどありませんでした。
いろいろ評判ですが、評判になるほどのお店ではありません。
一言で言うと「過大評価店」
以上。
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東京都世田谷区上馬5-40-13
営業時間 11:00〜19:00
日曜、月曜、火曜休
俺は結構好きだよ。
このパンはこうじゃなきゃいけないってのが無いからかな。
フランスは田舎のパン屋のほうが技術があって、おいしいパンがありますが、パリは大量生産志向でバゲットは全部超長時間でひらぺったく、どっしりしてて、クロワッサンもコーヒーに浸しやすいようにほぼ「パン」といった感じの内層になってます。日本のとは大違いなんですね。
店主の経歴を見て、パリ オンリーみたいなのも頷けます。
正直パリのパンは美味しくないと思います・・・。
シニフィアン・・によりませんでしたか?
寒かったけどバゲット買いに行ってついでにプレートでたくさんパンをいただいてきました。
全部素晴らしく美味しかったなあ・・・
こちらは見た感じ、まずお店自体に入らないとおもいました。
でも、こんなかたちでも、ブログで紹介されてますから、折り込まずにちょっと捏ねた風なクロワッサンを食べてみたくなりました。
しっかしこの恥ずかしい経歴の書き方は
ラーメンや定食屋にありがちな
芸能人の写真貼り付けより酷いレベル笑
いまパリに友達が遊びにいっているので
こんな感じの店が多いのか聞いてみます。
結局みんな自分好き。
叩かれると叩く。
滑稽。
予想以下でしたか(笑)
それもあるのかもしれませんね。
でもまずかったなぁ(笑)
お久しぶりです!
スドウのクロワッサンはホントおいしいですよね。
こちらのも一度試してみてもいいかもしれませんね。
フランスのパンに詳しい僕の知り合いも同じことを言っていました。
フランスのパンも本当にちゃんとやっているお店以外はおいしくないそうですね。
特に大量生産されているので品質は悪いということも聞いたことがあります。
その点、そういうことに丁寧な日本のパン屋は結構おいしいのかも。
とにかく「パリの味」だからおいしいとは限らないですよね。
今回SSは時間が無くて寄れませんでしたが、日本橋の高島屋で少し購入しました。
やっぱり最高です(笑)
このお店、外観がちょっとアレですよね。。。僕も知らなかったら入らないです。
そうですよね。ちょっと笑っちゃいました。
印象が悪いだけなのでやめた方がいいと思います。
ご意見ありがとうございます。
パリのスーパーのパン屋の軒先で売っているのはこんなパンもありますが、普通の街のパン屋さんでは、しっかり焼き込んであるパンが多いですし、パリでの印象はパンがとても美味しい!でした。
小さなお店でも、外れはなかったですけど? 最近は去年の10月にパリに行って来ました。
このお店のシェフはお菓子職人であって、パン職人ではありませんよね。それにしても酷いクロワッサンやパンドミーだと思います。
パリのパン屋さん、酷くないですよ?
特にクロワッサンの美味しさにはビックリしましたもの。
本当においしいパリのパンはこうではないでしょうね。
どのパンもかなりひどかったです。これを食べてパリのパンへのイメージが悪くなってしまうのも良くないですよね。
僕もおいしいパリのパンを食べてみたいです。
今日本で私たちが一般に層が美しく美味しいと思われてるクロワッサンは、パリの流行りのクロワッサンと聞いてます。
私もフランスに行くまではその意味わかりませんでしたが・・・
確かに層が美しい系のパリのクロワッサンは本当に本当においしかった。
でも半々くらいでこんな感じのいわゆるかっちょよくはないクロワッサンでした。それにパリの朝フランス人が並んで買うんです。そしてそれもパリの美味しいクロワッサンだと思うんですけど。
バケットもしかり。こんな色で、こんな感じで私は好きでした。
例えば?それまではSSのパンが世界で一番と思っていたけど、それはSSワールドであってパリのものそのものではなかった。でもそれでSSはいいと思うし今でも尊敬してます。
フランスの文化、食の歴史は、米で育った私たち日本人が語るためにはとても注意が必要だと思うのです。
日本人の素晴らしいのは他国の文化を謙虚に受け止め、消化できること。実際、異文化のものをここまで真剣に再現できてる国はないと思います。
ただパリの空の下でも、ほかの店も、どこまでそれができているかは、私みたいにたかが数年フランスを見てきただけではわかりません。
クロワッサン一つにとっても、マカロン一つにとっても、日本でその概念として定着しているのははその歴史の変遷の一部だと思うのです。
(個人的にですが、パリの空の下のクロワッサンやバケット、その他もろもろ私はパリの味がしてなんか嬉しかった。)
う〜ん、日本人が日本にあるものを評価するのはいいと思いますが、フランスに行って、日本人の既成概念でフランスに根付いた文化を評価するのは本末転倒にならないよう、願うだけです。もちろんフランスにも真面目でないとこはあると思いますが。生意気言ってすみません。
パリのパンはこれに近いんですね。
確かに僕が聞いた情報やコメントをまとめると、パリでもこういうパンがあり、そうでないものもあるみたいですね。
SSのパンはおっしゃるとおり、「志賀さんの作るパン」であり、それがパリのパンではないということは僕も納得です。
例えばシュトーレンに和三盆を使ったりするのは、たとえおいしいとしても「それって違うよね」と僕は思ってしまいます。
フランス人が、ごはんにパテを塗ってワインと一緒に食べてるような感覚に見えます。
>フランスの文化、食の歴史は、米で育った私たち日本人が語るためにはとても注意が必要だと思うのです。
おっしゃるとおりですね。
フランスにはフランスの文化があり、日本には日本の文化があります。ちょっと極端ですが、日本人にパンの全てを理解できないのは当然だと思いますし、理解する必要も無いと思います。
逆にフランス人が糠漬や納豆のうまさを理解する必要も無いと思います。
このお店に関してはうまいと思える要素がありませんでしたが、本当にパリのパンはそれはそれでうまいと思えるのかもしれません。
結論を出すのは難しいですが、貴重なご意見ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
福岡のフォルナリーナと申します。
よろしくお願いいたします。
次女が、結婚式で東京にも行くのでお土産を頼もうかと、パリの空の下を検索していて拝見いたしました。
以前も、皆さんの感想を拝見しておりましたが美味しいとのこと。しかしながら、クロワッサンを拝見する限り、どうみても不出来な失敗作としか思えませんでした。焼き色が均一ではないし・・、何が原因なのか・・、発酵不足?? 寝かせ?? 不思議なクロワッパン(サンではなく・笑)です!!
1031さんの記事を拝見し、いろいろと納得(笑)いたしました!!! フランス菓子を習い、パン講師の資格をとり(今は昔・・です・汗)クロワッサンには思い入れがあります。
福岡の有名店セ・トレボンにもいらしたんですね。大西さんは、昔々福岡のイルムスでパンを作っていらした頃から人気がありました。当時、まだ珍しかったもちもちのレトロバゲットもお得意です。普通のバゲットは、物足らない感じににもなってきました。パリでは、毎年バゲットコンクールがあっていますね。ほとんどが、レトロバゲットでしょうか。
福岡のイルムスでのパン教室に参加したことがありますが、いつの間にかお味が濃いと感じ、食べ疲れるようになりました。大西さん、パリにも時々研修に・・。ご主人も、東区でパンやケーキのお店をしてあります。
福岡のJR箱崎駅近く(でもないかな)にあるパンストックは、オープン当時から大人気の予感でしたが、やはり行列店になりました。
突然に大変恐縮ですが、クロワッサンのオススメ店を教えてくださいますか〜。エシレのプレーンは大好きですが、福岡にもあるメゾンカイザーのは??です。
今から、沢山ある記事をぼちぼち読まさせて頂きます!! 失礼いたしました。