2011年01月09日

熊野古道と割烹の宿 美鈴へ。


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ちょっと前ですが、熊野古道を歩いてきた。
初めてだったので一番熊野古道っぽいところをと思って調べると、どうやら「馬越峠」を越えるコースが一番いい感じらしい。
ということで、今回はJRを利用して相賀駅まで行き、そこから熊野古道を抜けてさらにJRの尾鷲駅まで行くという定番中の定番のようないかにもミーハーな初心者的コースを歩いてきました(笑)






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てくてく。









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ついでに天狗倉山にも登った。
頂上までの道は険しかった。









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気持ちええな。










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夜は「割烹の宿 美鈴」へ。
一泊二食付きで、15750円、18900円、21000円と3つのプランがあるが、今回は15750円を選択。
金額の差は料理の内容の差だけです。








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新しくキレイなつくり。
すぐに風呂に入り、夕食までしばし待つ。








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平日であり週末でもなかったので、この日の宿泊客は我々だけ。
ということで、普段はカフェスペース(?)として使用される所を貸し切って食事を頂くことが出来ました。
ここからは海が見えます。









では食事へ。

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珍味の盛り合わせといった感じで、いきなり酒が進みまくる!






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冷酒は禮泉の純米。
このあと燗酒も頂いたが、それがかなりイマイチでした。
ここに限らず言えるが、日本酒における燗酒をあまりにも軽視しすぎじゃないか?
熱くして飲むから悪い酒でいいという考え方は本当にやめて欲しい。っていうか物によっては温度を上げた方が味も香りもよく分かるしね。
特にこの宿のようにどちらかと言うと燗酒を飲みたい料理が出てくる所は、やはり少しは気を使っていただきたい。








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造りは伊勢海老、イサキ、カワハギだったと思う。すんごくキレイ。
魚はかなり上質。このレベルが出てくればかなり満足。
でも案の定醤油がね・・・・。
これだけ上質な魚を用意しておきながらこんな醤油を出せる神経が分からない。
もちろんここに限ったことじゃないけど、おいしいと思える醤油が出てくることがあまり無いが、作ってる本人はこれでいいと思ってんのかな。魚が台無しですよ。









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この宿の定番、カラスミ!
こりゃぁうまい!酒が進む!出来るならうまい酒をぬる燗ぐらいで頂きたかった。








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他の料理たち。
もずくは素材の味わいが濃くとても良かったが、味付けが甘すぎるのと酢が・・・・。
素材の質はかなりいいと思いますが、調味料に難ありです。
全体的にやや甘すぎたりする味付けはあまり好みではありませんが、普通に食べられるレベルではあります。









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茶碗蒸しにはゆずと三つ葉が散らしてあることが多いが、この二つが茶碗蒸しに合うと思ったことは一度も無い。出汁と卵と具材を味わう料理になぜゆずが必要なのか。
特に料理にゆずを使うのってかなり難しいと思うんですよね。全部ゆず味になって出汁も香りも味もクソもなくなるし。








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食事とカワハギの煮付け
カワハギはかなり甘いが醤油は弱い。好みとは真逆ではありますが、悪くはありません。
この段階でもカラスミが残っていたのでご飯と一緒に食べましたが、これまたたまらなくうまい!
今晩この宿で炊かれていた釜のご飯を空にしました(笑)










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大内山牛乳で作ったアイスと柿のジャム
これはかなりうまかった。ミルクミルクしてるけどしつこさは全く無い。
もっと食べたかった。







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翌日の朝食にはカラスミで作ったふりかけが用意されており、これがまた絶品。








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料理に関しては調味料や味付けにやや難ありですが、素材は良く全体的には満足です。
雰囲気も良いし、熊野古道へ行った際にはぜひ泊まりたい宿です。
特に珍味が好きで、その他は簡素でも気にならないという方にはオススメできると思います。
逆に旅館の料理は豪華絢爛、肉や高級食材がふんだんに!部屋は豪華で風呂は絶対に温泉!というのがお好みの方は行かない方がよいかと思います。

ちなみに帰る際に厨房に犬が出入りしているところが見えましたが、非常に萎えますのでぜひやめていただきたい。動物が好きとか嫌いとかそういう問題ではありません。
あと、宿泊客がひどい動物アレルギーとかだったらどうするんだろうね。確認はされなかったけど。


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posted by 1031 at 10:33| Comment(6) | TrackBack(0) | 宿・旅館・ホテルなど | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょっと遅いですが、明けましておめでとうございます。

燗をつけると雑味なんかも余計に立ってしまいますよね。美味しいお酒は味に膨らみがでるんですけどね。僕はぬる燗のふわっと優しく広がる感じが好きです。

あと、ちょっと聞きたいのですが、ブログを拝見させていただくと、1031さんはお醤油にも見聞が広いと見えるのですが、濃口醤油はどこのものを使ってますか?
いろいろ試しているんですが、なかなかしっくりくるものが見つからなくて、、、もしよければ教えてください。

Posted by 38 at 2011年01月09日 23:28
38さんへ
あけましておめでとうございます!
おっしゃるとおりで、燗をつけると見えないところまで見えてしまう気がします。だからもっと気を使って欲しいですよね。
醤油はそんなに詳しくはありませんが、現在のところ「海の精 生しぼり」が僕の定番です。好みが分かれる味かもしれませんが、特に刺身にはこれ以外使いません。
それ以外だと、井上古式醤油、ヤマセン生揚げ醤油、あたりはオススメできます。
僕も色々試したいのですが、冒険するのが怖いので実際はほとんど海の精ばかりです。もし良さそうなのがあれば僕も教えていただきたいです♪
またよろしくお願いします。
Posted by 1031 at 2011年01月10日 19:03
いろいろ教えていただきありがとうございます!!
海の精の塩はよく見かけるんですが、醤油とかも出してるんですね。今度見つけたら買ってみたいと思います^^
何かいい醤油が見つかったらお知らせしますね♪
Posted by 38 at 2011年01月12日 09:09
38さんへ

海の精の塩も常備しています(笑)
一見、大衆向けっぽい感じで怪しいのですが、とってもうまいです♪
調味料には非常に興味がありますので、また教えてくださいね。
Posted by 1031 at 2011年01月12日 20:14
お刺身の醤油、もずくの酢、茶碗蒸しのゆず&三つ葉、そしてお燗酒の質…。
この類の話は尽きないですね(笑 笑)

もずくの酢なんて食べ物屋さんで好みの味に出会った事がないかも…くらいな感じです。

コレはやっぱし例の”オスカイ”ですね!(女子会の男バージョンみたい…(笑))
Posted by のんたん at 2011年01月14日 19:16
のんたんさんへ

はい、尽きることがありません(笑)
なんでこの調味料使っちゃうんだろうといつも不思議になります。ものすごく重要なんですけどねぇ〜。
なにも難しいことではないのに全くなってないお店が多すぎますよね。
オフ会ならぬ、お酢会ですね!笑
Posted by 1031 at 2011年01月14日 20:04
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