2010年08月23日

料亭 東海林(しょうじ)



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盛岡から田沢湖線で秋田方面、角館へ。
しかし、この「田沢湖線」ですが、青春18きっぷ利用者には相当きついダイヤです。
この日は盛岡から秋田方面への電車は始発の5:22発の普通列車を逃すと、次は14時台(笑)
必死で朝早く起きましたよ。







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早く着きすぎましたが、角館の風情ある町並みを楽しみながらぶらつき・・・・





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しばしお昼まで待つ・・・。







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昼食は東海林(しょうじ)というお店へ。
ここは完全予約制のお店。
こちらのブログを拝見して良さそうだったので行ってみました。
今回の東北方面の旅では、相当参考にさせていただきました。




お昼のコースは3150円から。
いろんな種類の郷土料理を食べたかったので、僕は色々と相談しながら8400円でお願いしました。
ある程度内容のリクエストも出来るようです。






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この日の予約は僕だけだったため、奥の個室で食材の話などを聞きながら、ゆっくり食事ができました。
ただし料理の正式名称は分かりません。






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左上から時計回りにムキタケととんぶりのおろし和え、ミズのゼリー寄せ、わらびのおひたし、こしあぶらの和え物

ムキタケはとんぶりとの食感と合わさって楽しい。それをまとめ上げるやや辛味のある大根おろし。さっぱりとおいしい一品。

ミズという山菜を細かく刻み、ゼリーで軽く和えてある。
あさつきなどの香りと共に、さわやかな料理。このお店の定番のようです。

わらびはごま油使ってる?やや中華風味っぽくも感じる。

こしあぶらは適度なえぐ味、アクがうまい。










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凍み大根とタケノコの煮物、豆乳寒天とじゅんさい
煮物は素朴な味。
すごく冷たいのだが、こういうものなのかな。

豆乳寒天はあっさりした出汁でいただく、夏っぽい一品。







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鮎の黄身寿司
このあたりの郷土料理らしい。
軽く締めてある鮎に、黄身のそぼろを挟んであるのですが、これは驚きました。
黄身がめちゃくちゃ甘く、想定外の味に味覚がついて行かない(笑)
好き嫌いはともかくとして、こんな料理もあるのかと改めて郷土料理の楽しさを知りました。






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鮎の塩焼き、ひろっこ、ミズの和え物
近くの桧木内川で取れた鮎。
焼き加減はよく、ふっくらとしておいしい。
一番左の鮎には山椒味噌がかかっているが、これまたうまい!!
鮎の塩焼きのようなシンプルな料理ってホントにうまいなぁ〜って思います。
ただ、3尾は多いよ(笑) 嬉しいけどおなかいっぱい(笑)





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比内地鶏のきりたんぽ鍋
4、5人の家族で使えそうな鍋で出てきました(笑) 僕、1人ですよ^^;
うまそうだけど、とんでもない量・・・。





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これ、めちゃくちゃうまかった。
きりたんぽはもちろんのこと、野菜、キノコがこれでもかとばかりに入っている。
比内地鶏も、胸肉、もも肉の他、肝、砂肝、皮、キンカンなどもたっぷり入っていて、地鶏の味が非常に強く出ている。

うまいんだけど、減らないんです(笑)







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お腹がメタボ状態になりながら、何とかきりたんぽを食べきっても、まだ終わらない。
さっぱりした酢の物でした。





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稲庭うどん
大葉、みょうが、じゅんさいと共に。
つるっとした食感で、上品な味わい。






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あさづけ
ごはんを潰して、甘く味付けしたようなお菓子。
この地方の郷土料理だそうだ。
これも新たな発見でした。











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見てお分かりかとは思うが、料理は料亭っぽい洗練された感じではありません。
もちろん、変な味がしたりするわけではなく、ちゃんとした郷土料理を食べに来るにはとてもいいお店だと思います。
そもそも秋田は素材がいいだろうから、変なことをしなければおいしい料理が出来上がりそうなもの。
今回は8400円のコースにサービス料が1000円かかるため、合計では9400円。
悪くはないですが、3150円のコースでも量は十分だし、すごくCPが良いように思う。
内容が違うとは言え皿数もほとんど変わらず、色々と郷土料理を食べたい方には非常にお得感がありそう。






さあ、おなかいっぱいで次に向かうは秋田市!


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2010年夏の東北地方+αの旅
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秋田県仙北市角館町花場下8
0187-54-2022
営業時間 12:00〜14:00 17:00〜21:00
posted by 1031 at 21:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 和食など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。catです。
リンクありがとうございました。
東海林のレビュー楽しく拝見しました。
女将さん、お元気でしたか?

ここは、面白いですよね。
どれも素朴な料理なんですけど
ひとつひとつが、
旅人の目には新しく新鮮な味わい。
世の中にはまだまだ知らない
色々な料理があるんだなぁと
しみじみしたことを思い出しました。

それにしても、たーんと出てきましたねぇ。
鮎の黄身鮨もインパクト大。
なんだかまた行ってみたくなりました。

18きっぷでの東北旅シリーズの更新、
楽しみにしてまーす。
Posted by cat at 2010年08月29日 23:15
catさんへ

こちらこそ参考にしていただきました!ありがとうございます!
女将さん元気一杯でしたよ〜。
僕も初めて見た料理がたくさんあって、とても楽しかったです。
たーんと食べ過ぎました(笑)
リクエストすればもっと珍しい料理も出してくれるかもしれませんね。
東北の記事もそろそろ終盤です。これからもよろしくお願いします。
Posted by 1031 at 2010年08月30日 19:34
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