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ある秋の晴れた日に、東郷町にあるぶなの木に行ってきました。
目的はまっちんの和菓子。
以前は三重県の伊賀市にお店があったそうだが、2009年9月をもって閉店され、現在はイベントなどで特別に販売しているそう。
今回はカフェメニューとして、お菓子セット(600円)があり、和菓子は2種類選択できた。
けしくるみ大福
けしの実とくるみが練りこまれた大福。
あんこも丁寧に炊かれていておいしい。くるみやけしの力強さを考えると、粒あんの方がバランスがいいかもしれない。
わらびまんじゅう
わらび餅の中にさらっとしたこしあん。こっちはこしあんじゃないとね。
あんこはさっきの大福よりも少し甘さが少なくなっていて、わらび餅との相性はすごくいい。
わらび餅自体もかなり柔らかいのだが、ちゃんとしたコシを兼ね備えていていい感じ。どこも同じように感じるわらび餅とは違い、丁寧でしっかりしたおいしさでした。
一幸庵のわらび餅を少し思い出した。
わらび餅(720円)
これは持ち帰りで。
あんは入っていない。こっちもちゃんとおいしい。
もちろん変なものは一切入っていない。
余談だが、成分表示の話を少し。
「本わらび粉」と表記されているものはわらびから取ったデンプンのみを使った粉のこと。
「わらび粉」と表記されているものは、本わらび粉のデンプンを配合した粉のこと。この粉の配合されている割合はメーカーによって異なると思うが、概ね5%程度だろう。残りはジャガイモ及びサツマイモのデンプン。
つまり、「わらび粉」にはほとんど本わらび粉が使われていない。
また、成分表示は多いものから順番に書いてあるので、このわらび餅も残念ながら本わらび粉の使用量は非常に少ないということ。まぁ、うまいから別にいいけど。
ちなみに「本わらび粉」は灰色なので、透明なわらび餅はまず本わらび粉は使われていないと思っていい。
そういうのはわらび餅じゃなくてジャガイモ餅かサツマイモ餅(笑)
さらに「本わらび粉」のみのわらび餅は非常に不安定なので、練り上げて15分程度が寿命だと聞いたことがある。
宝泉のわらび餅は100%本わらび粉です。
ちゃんと丁寧に作っておられる印象でした。
こういうイベントがあればまた行ってみたいですね。
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