2009年08月20日

減塩食品で減塩ができないわけ。



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最近健康ブームのせいか減塩食品って多いですよね。
ま、日本人が塩分摂りすぎってのも幻想に過ぎませんけどね。長くなるので今回はその話は省略。
さて、減塩食品を食べて減塩しているつもりになっているあなた。
もうそんな先入観は捨てましょう。





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これは市販の塩分控えめの梅干。
普通梅干は塩分が15〜20%前後無ければ作れない。
そもそも保存食である梅干は塩分が少なければ雑菌などが繁殖しやすくいし、長期間保存させるためには大量の塩が必要となる。
しかしこの梅干は塩分が8%なのである。
これを「塩分控えめで体にいい」などと勘違いしないで欲しい。





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これは原材料の表示。(クリックで拡大)
塩分を少なくした分、保存料を添加しなければいけなくなる。
さらに熟成期間が短いため、うまみを補うために化学調味料をたっぷり加えなければならない。
しかもこういうものはたいてい梅自体の質も悪いので、酸味料やその他の添加物も加え、味をごまかし放題ごまかさなければいけない。

それでも百歩譲って減塩が出来ればいいのかもしれないが、実際はそうもうまくいかない。
先ほどの塩分濃度の話から、この梅干は本来の梅干に比べて約半分の塩分量である。
ここで考えて欲しいのは、このニセ梅干1個と手作りの梅干を1個食べるのとでは同じ満足感が得られるかと言うことである。
ニセ梅干なら口当たりが軽く感じる分、間違いなく3個でも4個でも食べられてしまうのではないでしょうか?
つまりニセ梅干は減塩もできなければ、添加物も多量に摂取してしまうだけの食べ物と言うことです。

もちろんニセ物梅干が好きならいいのですが、単に体に良さそうなどと考えているなら即刻食べるのをやめるべきです。
「本物の味」が廃れないように、なるべく本物を食べるようにしましょう。
変な健康情報に惑わされている皆さん。梅干に限らず、買い物をするときはちょっと立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。



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posted by 1031 at 23:11| Comment(6) | TrackBack(0) | 栄養学など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
低脂肪や減塩など「体に良さそう」を売りにしている添加物たっぷりの工業製品より昔ながらの「本物の味」の方が体にも良いし美味いですよね?
自然の恵みを感謝していただくコトが大切な気がします
Posted by えぬかわ at 2009年08月21日 10:21
つまり結果的には減塩梅はちゃんと減塩されてるってことですね
Posted by at 2009年08月22日 10:10
えぬかわさんへ

おっしゃるとおり、体に良さそうなだけで実際は全くそんなことが無い食べ物であふれていますよね。
やはり昔ながらの食べ物の方がおいしいし、体にもいいはずです。
Posted by 1031 at 2009年08月22日 20:57
名無しの方へ

興味を持っていただけたようですね。
ありがとうございます。
Posted by 1031 at 2009年08月22日 20:58
減塩梅はたしかに減塩はされてるけど
本来梅を作るのに必要のない保存料などの添加物をいろいろ加えている
通常20%以上ないと出てこない梅の旨みがでないため、結構な種類の添加物で補う
それによって、普通は常温で保存できるはずの梅が、
「減塩梅」は要冷蔵、もって半年。
さらに、人体に害は無いと言われているとはいえ、本来必要の無い添加物も一緒に食べなくてはいけない…
それでも健康のために減塩梅を食べますか?

すみません、勝手にまとめちゃいました
でも1031さんのおかげで一つ知識が増えました、ありがとう
Posted by at 2009年08月23日 14:59
名無しの方へ

どういたしまして。
Posted by 1031 at 2009年08月23日 20:21
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