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皆様、めざましごはんというのをご存知だろうか?
(農林水産省のホームページです。)
朝ごはんをしっかりと食べて一日のエネルギーをしっかりとりましょう、という政策らしい。
同じページ内で述べられている、こちらを見てほしいと思います。
よく言われることだが、朝ごはんの摂取頻度と学校の成績も関係しているということらしい。
このデータだけを見ると、朝ごはんを食べれば頭が良くなる、といっているようなものである。
が、実際はそんなことはない。あるわけない。
まずこの結果から解説してみましょう。
現代の一般的な小学生の家庭を考えると、「毎日朝ごはんを食べている」家庭と「全く朝ごはんを食べない」家庭、一体どのようなものを想像するだろうか?
「毎日朝ごはんを食べている」家庭はおそらくしっかりと親が朝ごはんを用意してくれ、規則正しい生活を送っている傾向にあるのではないだろうか。
逆に「全く朝ごはんを食べない」家庭は、はっきり言ってしまえばおそらく親もだらしなく、ごはんも用意しない、不規則な生活を送りがちな傾向にあるのではないだろうか。
つまり、朝ごはんを食べる食べないが直接学力に影響しているわけではなく、その家庭の環境がそうさせているのだろうと思う。
僕は朝ごはんを食べることに対しては否定も肯定もしないが、少なくとも朝ごはんを食べる食べないによって学力に差が出ることは無いと断言できる。
つまりこの結果は農林水産省によって出すべくして出された結果。
ウソではないが見かけ上そう見える巧妙なやり方。
まぁ統計などはだいたいこのように裏を読むとタネが見えてくるものです。
あまり鵜呑みにしないようにしましょう。
朝食はおいしく食べられる人もいれば、お腹が減らない、時間が無いなどで食べられない人もいます。
それは悪いことではありません。
「朝は絶対に食べなければいけない!」
という一種の強迫観念のようなもので食べている人がいるなら、逆にその方が体に悪いかもしれません。
おいしいと思えるものを食べましょう、食事を楽しみましょう、それがあなたにとって一番体にいいのです。
↓ここから先は朝食の是非などについて詳しく述べます。興味のある方だけどうぞ↓また、ここにも書いてあるが、
「朝ごはんを抜くと脳の栄養が不足して集中力が・・・・」
などという文であるが、そんなことはありません。
それくらいで集中力が無くなったり、力が入らなくなるようでは人間は今まで生き延びていません。
大昔の人間はそれこそ1日に1度食事にありつけるかどうかだったのです。
今の人間は1日に3食食べる習慣だから、ちょっとエネルギーが入ってこないだけで集中力が切れるのです。
体は「すぐにエネルギーが入ってくる」と思って怠けているから蓄えていたエネルギーをうまく使えないだけのことです。
「朝ごはんを抜くと太る」
と言いますが、これもウソ。
朝ごはんを抜くと体はいつエネルギーが入ってくるか分からないので、溜め込みがちになる、というのがその理由だと言う。
が、これも極端すぎる。
確かに吸収率は良くなる可能性はあるが、逆に食事の回数が減る分、いつエネルギーが入ってくるか分からないので、食事に頼らず、溜め込んでいたエネルギー(脂肪など)を使いやすい体になることは確実である。
朝食の是非、食事の回数、内容などについては僕ははっきり言って
「好きなように食べるのが一番」だと思う。
その人その人に合った食事の形態があるので、正しいものなんてないはず。
ま、色んな意見があると思いますが、統計にはくれぐれも騙されないようにしましょう。笑
たいていは何かおかしいはずです。
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そんな統計を信じてしまうどころか、納豆フィーバーや衰えることのない血液型信仰と○島ロールの行列etc...つくづくおめでたい国民性だとおもふ
統計なんてほとんどそうですよね。
真に受ける方もいけないんでしょうが、説得力のある人がテレビなどで言ってしまっちゃダメですよね。
納豆はウケましたね、好きで食べてるこっちには迷惑なんですけど〜。
そうそう、堂○ロールね。笑
私は、
食育インストラクター
ですが、
朝食を取れという指導は
して居りません。
旬も、産地も無視した
好き嫌いをなくしましょう
運動にも、
反対の立場です。
朝食抜き=悪という理屈は
食塩=悪という理屈と
根拠の拠り所が
似てますね。
何か一つ
新しい発見があれば、
それまでの常識は、
ころっと引っ繰り返る。
そんな危ういものを根拠に
人様に物申す気には
なれませんもの。
はじめてなのに、
長々と失礼致しました。
はじめまして!食育インストラクターをされているんですね。
僕もいつも思いますが「朝食を食べろ」とバカの一つ覚えみたいに言っていることが本当に理解できません。
本文にも書きましたが、学力にしても、肥満の原因になることにしても、全く根拠がありませんよね。
そういうことを子供に信じ込ませるということは罪なことですよね。
長文でも何でも大歓迎です!
またいろいろご意見聞かせてください。参考になる話をありがとうございます。
読み落としていました。
それにしても同じ考えすぎでなんだか笑ってしまいました(笑)
最近幼稚園に行き始めた息子くん、基本朝食を食べるので用意しますが、食べる食べない、若干の調理法(おにぎりにするとか味噌雑炊にするとかそのままとかくらいですが)、そしてどれだけ食べるかは本人任せにしています。
毎日のことなので、観察してると、口では語らない体調のようす、ストレスを推察するいい目安になります。
早起きのちびくんなので起きてから出かけるまで2時間半くらいあるからできることかもですが
子供は身体に素直なので面白いです(って朝から面白がってます(笑))
はい、実は書いておりました(笑)
のんたんさんの述べられていたコメントがあまりにも僕と同じなので、てっきり昔の記事を引用してきてくれたのかと思ってしまいました。
息子君、素晴らしいですね。
本人の意志に任せることはいいことですよね。
子供は素直ですからね。無理して食べさせる必要も無いし、お腹がすけば勝手に欲しがるでしょうからね。
コメントありがとうございました!
僕も基本的に朝ごはんは食べませんが、それで困ったことは一度もありません。
朝ごはんを抜くと太るなどと言い出した国は本当に罪だと思います。
もちろん、個人的には食べることが良いとも悪いとも言いませんが、ある一方からの見解だけをとってどちらが良い悪いと言うのはおかしいはずですからね。
とても興味深いコメントありがとうございました!
高血糖状態がハイリスクであることは言うまでもないが、それと同時に血糖の大きな変動が細胞障害を惹起することも明らかとなってきた。
インスリン分泌能の正常な人間は血中の血糖変動幅を極めて小さくしているが、イスリンン分泌能の低下しはじめた人間(世の中でいうところの糖尿病予備群)は食後高血糖状態となり、食前の血糖値との変動幅が大きくなっていく。
このような糖尿病予備群の人間にとって、食事と食事の間隔が長くなることによる食前血糖値の低下、及び、一日の食事回数の減少による一回の食事摂取量の増加がもたらす食後高血糖、その危険性は言うまでもなかろう。
我が国に2000万人以上存在すると言われる糖尿病予備群、彼らにとって大事なことは,一回の食事摂取量を少なく抑えることである。言い換えれば、少量頻回食の勧めである。
もちろん、自分のインスリン分泌能が正常だと自信を持って言える人間にとってはこの限りではない。
ご意見ありがとうございます。
食に対するコラムを幾つか拝読し、その視点に共感致しました。
自分で知識を磨いて自分で選ぶことの大切さ・・・
特にこの記事はよくぞ言ってくれたと思います。
ほんと、自分の朝ごはんまで指示されたくないってかんじですよね。
そこまで食を管理するなら、もっと大事なことあるだろう!って思います。
こちらにも遠慮なくコメントくださいね。
僕はこの朝ごはんの話については本当に辟易しています。
詳しくは文中に述べていますが、朝ごはんの是非で成績はもちろん、太る太らないということを単純に論じすぎています。
この風潮、どうにかならないものか。