2012年01月06日

福梅の食べ比べ その2


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昨年の食べ比べを勝ち進んだ(?)厳選のお店と、あと数店で福梅の食べ比べを行った。

今回は暫定王者の諸江屋、そして福文、さらにきんつばで有名な老舗の中田屋、写真には無いが、割と良さそうに見えた板尾甘露堂も。








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見た目はこんな感じ。









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割るとこんな感じ。


さて、個々の感想を。

<諸江屋>
相変わらず素材の良さ、皮のうまさが光る。
あんの力強さに比べてほんの少しだけ皮の存在感が控えめな印象。
これは悪いと言うことではなく、あくまであんを引き立てるという意味。
僕が知る限りでは唯一ここの福梅だけが和三盆を使っており、香りも良く、深みもある。
相変わらずうまかった。


<福文>
この中では一番甘さが強い。しかし、全くもって重さは無い。
素材の良さも頭一つ抜けており、小豆の香り、旨み、すべてにおいて最高レベル。
この皮一つとってもちゃんとおいしい。
皮の主張が強いため、今回の食べ比べの中では好き嫌いが分かれる点になった。


<中田屋>
あんは香りが良く、上手に炊けている印象。
わずかに硬さが残る点が気になったが、十分においしいと言えるレベル。
しかし、福文と比べてしまうと味が薄い。
甘味が薄いとかそういうことではなく、絶対的な素材のレベルに差がある。
なかなか良かったが、今回の中では見劣りしてしまう。
ちなみに唯一このお店だけがバラ売りをしていない。
味に関係はないが、この強気な姿勢があったため、なんとなく期待はしていなかった。
でも予想よりかなり良かった。


<板尾甘露堂>
写真はありませんが、今回はこちら用意しました。
丁寧に炊かれた印象のあん。
しかし、皮が完全にないがしろにされている福梅でした。
悪くはありませんが、印象の薄い福梅です。



福文はやっぱりおいしかった。
そして諸江屋もおいしい。
石川県内では福文と諸江屋が頭一つ抜けています。このレベルまで来れば好みの問題と言っていい範疇にあると思います。

昨年の結果も踏まえて現在までの結果をまとめてみると。

福文≧諸江屋>>>森八≧中田屋>柴舟小出≧中島≧板尾甘露堂≧雅風堂≧うら田>>>越山甘清堂

さて、来年は諸江屋を上回るお店に出会えるかな?


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福梅の食べ比べその1の記事はこちら
福梅の食べ比べその2の記事はこちら

<坂尾甘露堂>
石川県金沢市香林坊2-7-25
076-262-4371

<福文>
石川県加賀市大聖寺荒町31
0761-72-0307

<中島>
石川県金沢市兼六元町1-14
076-231-6534

<雅風堂>
石川県白山市布市1-239
076-276-3488

<柴舟小出>
石川県金沢市横川7-2-4
076-241-1454

<諸江屋>
石川県金沢市増泉3-6-35
076-241-2854

<うら田>
金沢市御影町21-14
076-243-1719

<森八>
石川県金沢市尾張町2-12-1
076-262-6251

<越山甘清堂>
石川県金沢市武蔵町13-17
076-221-0336
posted by 1031 at 20:53| Comment(9) | TrackBack(0) | 和菓子・お茶など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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