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薬院にある寿司屋、安春計に行ってきました。
店名も書いてないのであまり目立たない。
メディアにもあまり露出していない。
なんかの白子うまかった。ポン酢もすごくうまい。これだけで酒が飲める。
大将の話を聞きながらつまんでいると
「砂糖と書いてどく(毒)と読む。うちに砂糖は置いてないよ。」と言い、当然料理に砂糖は使わないそう。
「魚に砂糖つけて食べないよね?合うわけないよね。」と大将。おっしゃるとおりです。
これは期待が持てます。

ビールの後は日本酒を。
日本酒は三千盛の純米大吟醸のみ・・・。
飲み屋じゃないのでたくさんの種類は必要ないけど、それでも三千盛の純米大吟醸は相性が悪すぎるし、残念すぎる。
真鯛◎ シャコ◎ 鰹のタタキ〇真鯛は非常に上質。それほど寝かせてはないそうだが、強いうまみがある。
弾力もあり、変な臭みなど皆無。これは良かった。
シャコは非常に大ぶり。すんごくうまい。
鰹もなかなか上質。皮目に強めに塩が効いていて、これが全体の味わいを引き締めていて良かった。
手前の柚子胡椒もうまい。
あわび〇肝と共に煮たあわび。ぷりっとした身と上質なうまみ。肝の苦味。うまかった。
もろみとウニ◎まずウニがいい。苦味などはなく、ねっとりとしたうまみ。
もろみとの相性もいい。
キリッと冷やされたきゅうりもそれ自体がおいしく、一緒に食べるとまたうまい。
鮎の一夜干し◎脂の乗った鮎は独特の香りが素晴らしく良い。
軽く炙った風味がまたいい。
いわしの梅煮〇梅干のみで味をつけたいわし。
無駄な味付けも無く、とてもうまい。

ガリがまたうまいんです。
まこ鰈〇 中トロ◎シャリは固めに炊かれ塩、酢は共に強め。ちなみに酢は赤酢。
当然砂糖は全く使っておらず、引き締まった味わい。とても好みの味。
まこ鰈は適度な食感と上質な旨み。
中トロは上質な脂と濃厚なマグロらしい味わい。
この強いシャリと最高にいい相性。めちゃくちゃうまかった。
シンコ〇 赤貝◎シンコは2枚付けでいただく。
締め加減は強め。しかしシンコの旨みは十分に感じられ、かなりうまかった。
締め加減はもう少し浅い方が好みではあるが、これは何と言ってもシャリとネタのバランスがいい。
赤貝は昆布を思わせる香りと旨み。シャリとの相性も最高。うまかった。
カスゴ◎ アオリイカ◎カスゴは適度な脂の乗りと適度な締め具合。
すだちも必要以上に主張せず、バランスがいい。うまかった。
アオリイカはこれまた非常に濃厚な旨み。
シャリとの一体感が素晴らしい。
イカがこれほどうまいと思ったのは久し振り。
アコウ〇 鳥貝〇アコウは食感がいい。
鳥貝は悪くないが、シャリの味が勝ってしまう感じ。
車えび〇 玄界灘のアジ◎車えびは十分に濃厚な味わい。茹で加減もばっちり。
アジは十分な脂の乗り具合。
適度に引き締まった食感もまた素晴らしい。
すだちやネギなど、必要以上に無駄な味を加えることも無く、心の底からうまいと思える一品。
うに◎ 穴子(塩)〇 穴子(ツメ)◎うには当然うまい。
穴子に関しては僕は塩の方が好みでしたが、今回はツメの方がよかった。
何と言ってもツメがうまい。
今まで食べた中で最も甘さが無くさらっとした感じ。これがとても相性もよくうまかった。

総じて甘さがほとんどなく洗練されているし、個人的にはすごく好みの味。
どれも本当においしいと思えた。
ビール1本に熱燗1合、そこそこつまんで握りを13カンで支払い金額は15000円ほど。
福岡にしては安くはありませんが、食後感を考えると大満足。
どんなジャンルにも言えることだけど、わざわざ外食してまで食べるものなんだから、多少高くてもうまいものが食べたい。
特に寿司に関しては安くてそこそこうまいより、ある程度高くてもそれに見合った満足感が得られるくらいうまいものが食べたい。そういう意味でもこちらのお店は満足できた。
また、大将は接客は良いですが、少し自慢っぽい所が気になる人には気になるかもしれません。
概ね満足だが、唯一残念なのはやはり日本酒が三千盛の純米大吟醸しかない点。
とは言え、この価格帯でこれだけ上質な寿司を出してくれるお店は東京でもそうそう無いと言い切れます。素晴らしい。
また必ず行くでしょう。ごちそうさまでした!!
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2011年初夏福岡、佐賀の旅・たつ庄(すし)・小山(すし)・安春計(すし)・玄瑛(ラーメン)・吟醸酒肆 ネッスンドルマ(酒)・銀鮨(すし)・ブルーマスター(地ビール)・鮨よし田(すし)・Sake Dining さが蔵(酒)・きはる(居酒屋)・鳳凛(ラーメン)・飴源(川魚料理、郷土料理)・つく田(すし)・燻や(ハム、ソーセージ、燻製)・鮨 安吉(すし)福岡県福岡市中央区薬院1-6-28
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