2011年02月16日

魚恵(ぎょけい)


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富山の氷見漁港すぐ近くにある民宿、魚恵に行ってきました。宿泊も可能だが、もちろん食事だけでも大丈夫。
旬の時期にはうまいブリを味わえるということでも有名なお店。
ただ、やはり観光地と言うことで敬遠していたのだが、宿に超うるさい雑誌「自遊人」で絶賛されていたので、今回行ってみることに決めました。
こういう業態のお店は富山には数多くあり、おそらくここがダメならもう他には行く必要が無いでしょうね。
今回は食事のみの利用で、お昼は6500円程度からで、旬の時期のブリづくしを味わうと料金が上乗せになると言う形。内容はかなり融通が聞きますので、ブリづくしに近い形で、予算1万円でお願いしました。

また、なぜか食事だけの予約であっても入浴が可能ですが、もともと食事しかする気が無かったので、「11:30から食事を」とお願いしていました。
それにも関わらず、到着すると、
「食事はいつ頃にしますか?」との問い。
「すぐにお願いします。」と言ったのに、
「はい、では出来次第。」いや、出来次第じゃなくてすぐに(笑)
この時点でちょっと萎えたが、その後全く同じ質問をしに別の人が来たのにはさらに萎えた。
そして食事が始まったのは結局12:00。
はぁ。。。。




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そしてやっと食事が始まったかと思えば矢継ぎ早に9品ほど一気に出てくるんですからね。ちょっとは考えてくれ。
かなり味付けは濃く、甘さも強い。
少々野暮ったいが、食べられないほどではない。





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出ました!お造り。
ブリの切り身は必要以上に厚切りで、センスのかけらも無い切り方。
ブリ自体は中程度のレベルと言う感じで、おいしいけど普通にスーパーで買えるレベル。
そのほかの刺身は、甘エビ、スルメイカ、タラ、ひらめ、メジマグロ、と内容は盛りだくさんだが、どれも普通。
テーブルにある醤油はクソまずくて舌がマヒしそう。あとツマの大根も切り方が雑すぎ。わさびもマズすぎ。
この時点でもうだめかもしれないと強く思った。









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カレイ南蛮漬け、締めアジとイカのぬた、海草?、茶碗蒸し
南蛮漬けは甘すぎるしうまくないし、わざわざ出す意味も無い。
アジは締め過ぎてうまくない。
海草はなんだったか忘れたが、味がしない分普通に食える。
茶碗蒸しもうまくない。







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生の蟹と焼き蟹
どちらも水っぽくて全くうまくないし、身はスカスカ。
というかそもそも蟹の生はあまり好きじゃない。本当にうまいものを食べていないのかもしれないが、僕は加熱した方が断然好みです。



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蟹味噌のグラタン
びっくりするほど塩が強い。塩が強いだけならまだ塩辛のようにちびちび食えるが、甘さもびっくりするほど強く、頭が痛くなる味です。
申し訳ないけど二口ぐらいでギブアップ。
そしてここから次の料理が出るまで40分ぐらい。。。。






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ブリの頭の塩焼き、カマの塩焼き、ブリの吸い物、ブリの握り
カマの塩焼きはうまかったが、家で十分作れる。
ブリの吸い物は化学調味料そのものの味といった感じで非常に厳しい。
一口だけでギブアップ。
握りはシャリがとにかく甘いし、ブリも炙った香りが悪すぎる。マズイし、しかも出す必要の無い料理。




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ブリの内臓?
塩の塊というような味。まずくて食えん。
そしてここから次の料理が出るまで40分くらい。。。。





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ブリしゃぶ
ブリは相変わらず普通レベル。なめてんの^^;?




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ブリ大根、かき揚げ
ブリ大根激甘。一口以上食えません。
かき揚げは普通。





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味噌汁は化学調味料味。食えません。





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デザートまで含めて全20品ほど。どれ一つとしておいしく食べられるものは無かった。
全体的に味が極端に強すぎる。
塩焼きだけはまずまずだったが、こんなもの家で作ればいいレベル。
来年からはうまいブリを市場で買ってきて、家でさばいて食うことにします。
当然1万円払ってまで食べる料理では到底ありませんし、ぼったくり以外の何物でもありませんし、客をなめてるとしか思えません。
お腹だけは一杯になりますが、ただそれだけ。食後感最悪。





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何度も言っているがやっぱり田舎の名店(笑)ってこうなっちゃうんですね。
それと同時に自遊人の信頼度も非常に怪しくなってきた。あれだけ化学調味料にうるさいのに、この化学調味料の塊をほめるとはどういうことだろう。
こんなことでは北陸のブリや魚介類がまずいと思われてしまいそうで怖いですが、本来はそんなことはありません。
ちゃんとした日本海の魚はおいしいです。

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富山県氷見市北大町7-38
0766-72-3744
posted by 1031 at 20:51| Comment(17) | TrackBack(0) | 和食など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月15日

金沢いきいき魚市


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東京記事の途中ですが、先日実家へ帰省した際の記事を。
まずはコチラの紹介、金沢いきいき魚市
ここは金沢の近江町市場ほど有名ではないし、それほど観光地化していない。
規模は小さいが、実は掘り出し物が多いのはこっち。
近江町市場は完全な観光地なので、ちょっと危険な部分もありますし、海鮮丼なんて食べた日にゃぁ(笑)
というわけで、本当に日本海の魚を見に来たいならここへ来るのもいいと思います。






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いいの揃ってるねーっ!




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この日は甘エビとスルメイカが見るからにうまそうで衝動買い。




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遅い時間(昼近く)になってくると大量の魚がケースで1000円の叩き売り。
いつもやってるかは分からないけど、とてもお得ですよ〜。




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でっかいヒラメが1000円。これもうまかった!!



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甘エビうんまい♪





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ブリは一尾まるごと購入。7kgぐらいの天然ブリがなんと一尾で7000円ちょい。激安。
さばいて、半身は塩焼きと刺身!余った分は味噌漬けに。
その日の夕食には甘エビ、スルメイカ、ヒラメ、ブリの刺盛が出来上がりました(笑)
うーん、やっぱ刺身造るには柳刃欲しいな。。。。(実家の出刃は昔から木屋のね。)
ちなみにまな板は国産のイチョウの木から作った手作りです♪
これだと切れ味が長く続く。気がする(笑)




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残り半身のブリは・・・・。内緒です(笑)
→行く末はこちら





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カマと頭もおいしくいただきましょう。
骨はブリ大根にでもブチ込みましょう。


というわけでうまい魚介をたっぷり味わった夜なのでした。
我が家は近江町市場よりも断然こっちを重宝しております。

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石川県金沢市無量寺町ヲ52
水曜休
posted by 1031 at 23:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 観光とか県外とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月12日

パリの空の下(Boulangerie Sous le ciel de Paris)


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約1年前に店の前に来たら開店時間が変更になっていて、開店まで待てずに帰ったお店。
そもそもこのお店のパンの顔を見たときに全くそそられなかったのだが、いい評判を聞いたということと、辛口なシェフのブログを見てると、これだけ言うならぜひ食べてみたいと言う気持ちが働いて今回の訪問に至りました。
まず外観がセンス無さ過ぎるので何とかした方がいい。

シェフのブログには「これが本当のパリの味」みたいなことを良く書いてありますが、それに惑わされてはいけない。問題は自分自身の好みであって、「パリの味だからおいしい」わけではないのです。
シュクレクールの岩永シェフもいろいろ言っちゃう人ですが、あれ見てると「岩永シェフだけが特別苦労してきた人、素晴らしい人、努力している人」のように思ってしまう人がいそうですね。
別にパン屋ならみんな忙しいよ。大変だよ。苦労してるよ。
ホントに大変ならブログ書いてる時間無いよ。

さて、話はそれましたが、やはり食べなければ何も分かりません。





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開店間もなかったので、まだ完全には揃っていなかった。
ちなみに、パンの取り置きは可能だが、1種類10個からとのこと。
つまり実質取り置き不可能みたいなものだが、これをやるお店の意図が理解できないし、そんなくらいならいっそのこと取り置き不可にすればいいと思う。




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ケーキ類もいくつかあった。







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バゲット(310円)
クープはダメだし、成型の技術は今ひとつ。
焼き色は非常に浅い。もちろんシェフがあえてそうしているわけですが。
持った感じもかなりソフトで、ふにゃふにゃ。重量感もありすぎで、不要な水分が抜け切っていない。
食べてみると非常にソフトながらしっかりとした香りがあり、第一印象は悪くない。
熟成したうまみは乏しいが、逆に粉自体のうまみというか味が強く感じられる。



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生焼けのような生地なので、逆に粉本来の風味が消えないのか?
僕にとってはやや穀物っぽさと言うか青臭さが残った生地に感じられ、「バゲット」どころか「パン」ともあまり呼びたくない感じでした。質のいい小麦粉の塊といった印象。






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パン・ド・ミ(400円)
悪い意味で非常に重量感があり、ただの粉の塊といった印象で非常に厳しい。
水分量はあるが、それがまた生焼けっぽく感じられてしまう。
必要以上の油脂類の多さも感じられ、口溶けも食後感も悪い。
好みか好みで無いかと言われると確実に好みではありませんし、マズイです。
パンは火を通して初めてパンですし、クラストがあってこそパンだと思います。






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クロワッサン(220円)
焼き色はかなり淡いが、思ったよりは食感はある。
バターの風味はちゃんと感じられるが、内層はまったくダメ。層がほとんどできていないです。
変な味はしないので食べられないほどのものではありませんが、クロワッサンというパンはそもそも折り込みの生地であり、これではクロワッサンと呼べるような仕上がりではありません。
層を折り込むときにバターが生地になじみすぎるとこうなるみたいだが、それって技術的にどうなの?
そんなことは無いと思うけど、あえて狙ってこうしたのであれば別にいいですが、この味を構成する上で狙ってそうする意味はないし、これって「クロワッサン」では無いですよね。







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ヴィエノワーズ・ショコラ(240円)
成型がだらしない。子供の粘土細工みたい。
チョコレート2倍!だそうだが、何と比べて?当社比2倍?
生地はバターが感じられ、ややヒキがある。
好みの問題で言うともう少し歯切れのいい生地の方が好み。
悪くは無いが、好きではない。






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カンパーニュ(ハーフ・250円)
こちらはまずまず焼きが強い。
一口目からしっかりとした甘さを感じ、さらに噛み締めるごとに膨れ上がる甘味いい。砂糖でも入ってんじゃないかと思うくらい。
複雑で厚みのある味わいがとても良かった。





ホントにパリに行ったらこんなパンばかりなの?
これを食べて、「(・・・あれ?おいしくは無いけど)パリの味だからおいしいはずなんだ!」と自分を納得させた方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。

今回選んだパンはカンパーニュを除いて、どれも好みから大きく外れていましたし、好みの問題を無しにして考えても完成度は高くないと思います。第一おいしくなかった。
バゲットもクロワッサンも好みとは全く違いますが、まずくて食べられないような変な味というわけではないです。




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(クリックで拡大)
お店の前にはこんなものが貼ってありますが、見てるこっちが恥ずかしい(笑)
本当のことでもこんなの書いちゃうんだって感じで少なくとも好感は持てないです。





このお店のパンを食べるときはいろんな情報を排除して、まず冷静になってから食べるといいと思います。それでもおいしければそれは好みに合っているんだと思います。
好みの問題と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、僕にとっては「好き嫌いが分かれる」とか「好みの問題」という土俵にも上げたくないレベルでした。
技術的に完全に劣っているわけですから、これを好みの問題で片付けては、ちゃんとした技術を持ってやってるその他のパン屋に失礼です。
ケーキは分からないけど、パンに関して言えば、残念ながらおいしいと思える要素がほとんどありませんでした。
いろいろ評判ですが、評判になるほどのお店ではありません。
一言で言うと「過大評価店」
以上。

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東京都世田谷区上馬5-40-13
営業時間 11:00〜19:00
日曜、月曜、火曜休
posted by 1031 at 18:25| Comment(17) | TrackBack(0) | パン(首都圏) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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