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ちょっと前ですが、熊野古道を歩いてきた。
初めてだったので一番熊野古道っぽいところをと思って調べると、どうやら「馬越峠」を越えるコースが一番いい感じらしい。
ということで、今回はJRを利用して相賀駅まで行き、そこから熊野古道を抜けてさらにJRの尾鷲駅まで行くという定番中の定番のようないかにもミーハーな初心者的コースを歩いてきました(笑)
てくてく。
ついでに天狗倉山にも登った。
頂上までの道は険しかった。
気持ちええな。
夜は「割烹の宿 美鈴」へ。
一泊二食付きで、15750円、18900円、21000円と3つのプランがあるが、今回は15750円を選択。
金額の差は料理の内容の差だけです。
新しくキレイなつくり。
すぐに風呂に入り、夕食までしばし待つ。
平日であり週末でもなかったので、この日の宿泊客は我々だけ。
ということで、普段はカフェスペース(?)として使用される所を貸し切って食事を頂くことが出来ました。
ここからは海が見えます。
では食事へ。
珍味の盛り合わせといった感じで、いきなり酒が進みまくる!
冷酒は禮泉の純米。
このあと燗酒も頂いたが、それがかなりイマイチでした。
ここに限らず言えるが、日本酒における燗酒をあまりにも軽視しすぎじゃないか?
熱くして飲むから悪い酒でいいという考え方は本当にやめて欲しい。っていうか物によっては温度を上げた方が味も香りもよく分かるしね。
特にこの宿のようにどちらかと言うと燗酒を飲みたい料理が出てくる所は、やはり少しは気を使っていただきたい。
造りは伊勢海老、イサキ、カワハギだったと思う。すんごくキレイ。
魚はかなり上質。このレベルが出てくればかなり満足。
でも案の定醤油がね・・・・。
これだけ上質な魚を用意しておきながらこんな醤油を出せる神経が分からない。
もちろんここに限ったことじゃないけど、おいしいと思える醤油が出てくることがあまり無いが、作ってる本人はこれでいいと思ってんのかな。魚が台無しですよ。
この宿の定番、カラスミ!
こりゃぁうまい!酒が進む!出来るならうまい酒をぬる燗ぐらいで頂きたかった。
他の料理たち。
もずくは素材の味わいが濃くとても良かったが、味付けが甘すぎるのと酢が・・・・。
素材の質はかなりいいと思いますが、調味料に難ありです。
全体的にやや甘すぎたりする味付けはあまり好みではありませんが、普通に食べられるレベルではあります。
茶碗蒸しにはゆずと三つ葉が散らしてあることが多いが、この二つが茶碗蒸しに合うと思ったことは一度も無い。出汁と卵と具材を味わう料理になぜゆずが必要なのか。
特に料理にゆずを使うのってかなり難しいと思うんですよね。全部ゆず味になって出汁も香りも味もクソもなくなるし。
食事とカワハギの煮付け
カワハギはかなり甘いが醤油は弱い。好みとは真逆ではありますが、悪くはありません。
この段階でもカラスミが残っていたのでご飯と一緒に食べましたが、これまたたまらなくうまい!
今晩この宿で炊かれていた釜のご飯を空にしました(笑)
大内山牛乳で作ったアイスと柿のジャム
これはかなりうまかった。ミルクミルクしてるけどしつこさは全く無い。
もっと食べたかった。
翌日の朝食にはカラスミで作ったふりかけが用意されており、これがまた絶品。
料理に関しては調味料や味付けにやや難ありですが、素材は良く全体的には満足です。
雰囲気も良いし、熊野古道へ行った際にはぜひ泊まりたい宿です。
特に珍味が好きで、その他は簡素でも気にならないという方にはオススメできると思います。
逆に旅館の料理は豪華絢爛、肉や高級食材がふんだんに!部屋は豪華で風呂は絶対に温泉!というのがお好みの方は行かない方がよいかと思います。
ちなみに帰る際に厨房に犬が出入りしているところが見えましたが、非常に萎えますのでぜひやめていただきたい。動物が好きとか嫌いとかそういう問題ではありません。
あと、宿泊客がひどい動物アレルギーとかだったらどうするんだろうね。確認はされなかったけど。
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