2010年11月30日

末富(すえとみ)



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言わずと知れた超有名店、泣く子も黙るあの末富に行ってきました。
京都に数ある老舗和菓子屋の中でもこれほど名前の知れたお店は無いのでは無いでしょうか。




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上生菓子は常時6種類程度。それ以外にも手土産に使えそうなお菓子などがありました。







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購入したのは以上4点。





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十三夜(630円)
あん入りの栗きんとん。
栗きんとんは上質な甘さとキレのいい香り。そして中のあんこがまたいいんですよ。これは文句無しのうまさ。
香り高いこしあんはビックリするくらいきんとんとマッチしている。
何とも表現しにくいのですが、一緒に食べると今までに味わったことの無いような、ちょっと感動するような味わいでした。
ただし、この価格はちょっと大き目のサイズとは言え、和菓子屋の中では突出して高い。






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山土産(578円)
薯蕷製の生地に粒あんと栗を巻き込んだお菓子。
こしあんはうまいし、この薯蕷製の生地もねっとり感と香りがあってうまかった。
もう少し甘さがあってもいいかと思ったが、上品でとてもおいしいお菓子でした。
薯蕷製の生地が個人的に好きだというのもあるが、これはかなり気に入りました。






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ぎんなん餅(557円)
これはあえてこのお店で選ぶものではなかったかもしれません。
間違いなくうまいですが、想像を越えるものではありませんでした。
何度か言っていますが、こういうお菓子を作らせると戸水屋はすごいですよ、100円そこそこで最高の餅菓子や饅頭が味わえる。






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初もみじ(504円)
色鮮やかなきんとん。やや大振りだが、だらしなさは無く締まりのある外観。
変な水っぽさは無く、とても丁寧な生地。おいしいです。
ただし、これが本気のきんとんだとしたら、京都では最高ランクと言えないと思います。






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今回選んだものでは特に薯蕷製の生地と栗きんとんが良かった。
繰り返しになるが、上生菓子の価格設定は和菓子屋としては突出して高いと思います。
しかし間違いなくうまいし、これならある程度納得せざるを得ません。
安くてもそんなにおいしくないものを食べるよりよっぽどいいですね。
同じ京都では嘯月と比べると単純な味でも価格でもやや水をあけられている感があります。まぁ単純に僕が嘯月を気に入ってしまったというのもあるのかもしれませんが。
いろいろ言いましたが、こちらも思った通りのいいお店でした。


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京都府京都市下京区松原通室町東入ル
075-351-0808
営業時間 9:00〜17:00
日曜、祝日休
posted by 1031 at 20:10| Comment(4) | TrackBack(0) | 和菓子・お茶など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月29日

木屋町 櫻川(さくらがわ)



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それでは京都の記事に戻ります。
木屋町 櫻川へ行ってきました。何かの雑誌で見たときに、ちょっと創作系の和食のお店だったのでどうかなと思ったが、なんとなく気になったので行ってみることにしました。
ちなみにミシュラン一つ星。


お昼は5250円より。
はじめてなので5250円(税・サ込み)でお願いしました。




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柿と金時人参とつるむらさきの和え物
カリッと焼いた自家製ベーコンが乗っている。おいしかったです。

一緒に頂いたお酒は、このお店の名前が入った「櫻川」というもの。
亀岡で作られたものだそうだが、かなりさっぱりした飲み口でどれだけでも飲めそうな感じ。





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鯖寿司といわし
手前のいわしには鰹節の粉がまぶされているが、これがパサパサして食べづらい。
鯖寿司は塩が弱いがこれはこれでおいしかった。





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栗の甘露煮
おいしく頂きました。





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ハモと松茸の椀物
かなり薄味だが、出汁の味も控えめで変に主張せずおいしかった。
香りが良くなかなか好きな味だった。






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カンパチの洗い
普通。食感はいい。
一緒に出てくる醤油は並レベル。





さんまとその肝を使った柚庵焼き
ここからは写真がありません。写真はお断りしていますと言われた。意味不明。
せめてその旨を書いておけと言いたい。
しかしこれはうまかった。肝の苦味と脂の乗ったさんまとそれをまとめる柚子の香り。




菊としめじの浸し
ちゃんとうまい。これもごくごく薄味。



ゆり根寒天とうに
ポン酢のジュレをかけてある。こういうところがやっぱり創作っぽい。まずくないけど。



いわしのつみれとまいたけ
このつみれうまかった。もう少し味が濃くてもいいかと思うが。



松茸の飯蒸し
香りが最高。



栗のアイス、あんと柿の春巻き、ざくろとメロンとマスカット
デザートは色々と出てきた。奇をてらった感はあるが悪くは無かった。




全体を通してかなり薄味でした。でも何かが変に突出することが無く、おいしくまとまった料理だと思いました。接客は何と言えばいいか、愛想の良さにわざとらしさがあって好きではありませんでした。
正直これでミシュラン一つ星は無いだろうと思ったが、機会があればもう一度行ってみたいと思わせる楽しさはありました。だからこそ星付きなのかとも思ってみたり。
行ったことは無いけど、陶然亭とかもこんな感じなのかな。

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近くには京都市役所があったり・・・・




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本能寺があったり・・・・


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(木屋町櫻川)
京都府京都市中京区木屋町通二条下ル上樵木町491
075-255-4477
営業時間 11:30〜14:00 17:00〜21:00
日曜休
posted by 1031 at 21:10| Comment(6) | TrackBack(0) | 和食など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月25日

まほらま その2「禮泉の会 〜食中酒の極みを目指して〜」



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以前シークレットにしたが、いつの間にか(笑)公開していたお店、「まほらま」の紹介です。

何度か訪れているが、今回の記事は先日行われた会の模様。
岐阜県養老町の玉泉堂酒造「禮泉」を飲み比べるというものでした。
「食中酒の極みを目指して」と銘打つだけあって、禮泉は全体を通して香りが穏やかで主張しすぎないものが多い。





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用意された料理は酒に合うものばかり!!






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飲んだお酒たち!
上の段の左から順に、「蘭奢待 大吟醸原酒」「純米大吟醸原酒」「純吟山田錦」「特吟山田錦」「純米山田錦」「純吟雄山錦」「本醸造」「禮泉正宗 純米大吟醸中汲み原酒」

そのまま飲むなら僕は「純米大吟醸原酒」が一番気に入りました。穏やかですっきりしていて、程よい香りでずっと飲み続けられそう。
料理にあわせるなら断然「純米山田錦」でした。燗付けたらまたこれがうまいうまい。
ここは玉泉堂の社長さんと意気投合(笑)
それもあってか、最初に空になったのは純米山田錦でした。






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うまい料理とうまい酒を存分に飲んで4000円という良心的な会!
またよろしくお願いしますね、尾崎マスター!


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で、せっかくなのでこの前行ったときに撮った写真も載せておきます。




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糠漬け
これだけでずっと飲み続けられる(笑)
うまいとしか言えん。




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がんも、へしこ、出汁巻き
もうたまんない。
出汁巻きに付いてくる自家製の出汁醤油が最高。ぜひたっぷり付けて食べましょう。







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勢起 純米吟醸 17BY
「いいの入りましたよ」と出してくれたのはこれ。
17BYというやや熟成されたお酒。
濃厚すぎず、辛口で締まりのある旨み。熟成されて味わいが丸くなり、何ともいえないコク。
これ、ドストライク。






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瀧自慢 特別純米 PROUD





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王禄 超辛純米 無濾過本生




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まほらーめん
極めつけはこれ。
スープは上品な和風出汁を飲んでるかのごとく、体にしみわたる・・・・。
うまかったので一瞬で麺が無くなった(笑)思わず替え玉もしてしまいました。
僕は油っこいラーメンは好きではないので、これはかなり好きなタイプでした。
うますぎてスープも全部飲んでしまった。


この日はこのほかに義侠えにしを2合。やっぱりうまい。
ここはお気に入りなので、ちょくちょく通わせていただいています。
このお店は日本酒が飲めない人にはあまり楽しめないだろうし、揃えているお酒もすごく幅広いというわけでは無いです。
でもそのお酒は一貫性があり、ハマる人は確実にハマってしまい、抜け出せなくなるのではないでしょうか(笑)
料理はかなりうまいし、その上価格も良心的。価格だけならそこらのチェーン居酒屋とほとんど変わらないんじゃないでしょうか。
僕にとってはちょっと特別なお店。名古屋周辺では断トツで好きなお店です。

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まほらまその1の記事はこちら
まほらまその2の記事はこちら
まほらまその3の記事はこちら


愛知県名古屋市東区泉1-17-25 イープ大田ビル 2F
052-972-9726
営業時間 18:30〜翌2:00(L.O1:30)
posted by 1031 at 18:10| Comment(11) | TrackBack(0) | 居酒屋・バー・酒など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする