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アル・ケッチァーノの後は農家民宿「知憩軒」へ向かいます。
こんな道を通っていきます。
知憩軒という名前の由来は、「軒の下で憩いながら、文化や農村を知ってもらいたい。」という店主、長南光さんの思いから。
ここは宿泊は1日1組限定で、完全予約制。
料金は1泊2食付で5500円。
なお、宿泊以外に食事のみの利用も可能です。
食事に使われる野菜や米もすべて長南さんが育てたもの。
まさに自給自足の生活。
部屋は風情ある佇まい。
一人で使うには広すぎる(笑)
しばしゆっくりした後は夕食の時間です。
こちらもまた趣がある。
手前から、焼きなすときゅうりとズッキーニの寒天寄せ、枝豆の白和え、とうもろこしの冷製スープ
どれもうまい!素朴なうまさはもちろん、見るからにセンスがある。
民宿料理と思って侮っていましたが、味も見た目もかなり締まりがある。
特に寒天寄せうまかったなぁ〜。
枝豆の板焼
シンプルに焼いた枝豆を藻塩でいただく。
もちろんおいしい。
ホタテの茶碗蒸し
柔らかく、滑らか。
そして薄味で上品に出汁のうまみが効いた素直な味付け。
黒ゴマ豆腐
このあたりの郷土料理だそう。甘めのタレでいただく。
濃厚でコクのあるゴマの味に甘めのタレがとても合う。
豆腐とたたききゅうりのピリ辛和え
素直にうまいと感じる味。こういう料理一つとっても居酒屋チックにならないところに非常にセンスを感じる。
炊き合わせ
これまた上品な味付け。
夏野菜の揚げ浸し
かなり薄味だが、野菜の味が生きてうまい。
きゃらぶき
こちらは濃い目の味付け。
こういうのはある程度濃くないとおいしくないしね。何でもかんでも味を薄くしすぎていないところも好み。
塩むすび
このご飯うまーい!!!
ご飯はもう一種類ありまして。
身欠きにしんとじゃがいもの煮物
大好きな組み合わせ♪
ご飯に合う〜!
味噌汁
しょうがとミルクのシャーベット
さっぱりおいしい。
どれもかなりおいしかったです。
素朴で自然な味付けの中にしっかりセンスも感じられました。
民宿料理はこうじゃないとね。
宿泊客以外の方でも食事は可能です。「おむすびランチ(650円)」は予約無しで食べられますが、今回の食事のような内容のものを食べたければ予約をしなければいけません。
ランチは1200円で、今回の食事より数品少ないだけのようです。かなりお得だと思われます。
翌朝の朝食
理想的な朝食。
しょうゆのもろみ、ふき味噌
これだけでご飯何杯でも食べられそう!!
やっぱりうまーい!!
思わず三杯食べてしまった。
おりざの森でも同じことを思ったが、これが本来の食事のあるべき姿であり、自給自足であり、本当の意味でのマクロビなんです(マクロビという言葉はあまり好きではないが)
昔は普通だったことが今はできなくなった(しなくなった)だけで、本来はこれが普通だったはず。手間はかかっているが、なにも特別なことをしているわけではないんです。
現代では単なる勘違いのヘルシー志向だけでこういう料理がもてはやされそうだが、本当の意味を理解してぜひおいしい食事を頂いて欲しい。
しかし、これで5500円でいいんですか(笑)
おいしいご飯を食べて、いい気分で出発です。
さて、この日は旅の最終日。
ここ山形県の鶴岡市から、我が実家のある石川県の小松市(福井寄り)まで、青春18きっぷでぶらぶらと帰ります!!
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2010年夏の東北地方+αの旅
・割烹一八(いっぱち) 〜名古屋から東京へ、東北へ〜
・会津若松から大内宿へ
・米沢 鯉の六十里
・出羽屋(でわや)
・山寺観光と山寺御膳と立石寺
・バーニャのパン(Pain Bagnat)
・おりざの森、ふみえはらはん
・三彩館ふじせい
・食道園(しょくどうえん)
・日本酒と、郷土料理と日本酒と。(盛岡にて)
・料亭 東海林(しょうじ)
・酒盃(しゅはい)
・東北地方のうまいもん。
・アル・ケッチァーノ
・知憩軒(ちけいけん)
・蘭(あららぎ)
山形県鶴岡市西荒屋字宮の根91
0235-57-2130