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マクロビのランチが食べられると言うことで、興味があり行ってみた。
知らない方のためにマクロビについて簡単に説明しておきます。
マクロビとは、マクロビオティック(macrobiotic)のことで、明確な定義があるわけではないが、玄米および精製していない穀物を主食とし、野菜や漬物や乾物などを副食とすることを基本とし、独自の陰陽論を元に食材や調理法のバランスを考える食事法である。
穀物以外にも、精製した食品は使わず、動物性食品は出汁も含め、一切使用しない場合が多い。
ただし、これはベジタリアン、ビーガンに代表される菜食主義者とは異なる考え方である。
マクロビを実践する上では以下の考え方に基づいた食生活、およびライフスタイルが非常に重視される傾向にある。
<身土不二>
身体と環境は切っても切れない関係にあり、自分の暮らす土地で季節にとれた旬のものを食べると身体のバランスが整うという考え方。
つまりこの考えを根本にするならば、国や地域によってはマクロビオティックであっても、肉類をはじめとした動物性食品を摂取することが可能な(必要な)場合もある。
(例:酪農が盛んなヨーロッパでは牛乳、チーズを食べる。)
<一物全体>
生命あるものはすべてそれ一個で調和が保たれ、食べ物は皮もアクも含めた、まるごとを食べて身体を整えるという考え方。
<陰と陽のバランス>
陰の性質の食べ物は体を冷やし、陽の性質の食べ物は体を温める。
例えば夏の野菜などは陰のものが多く、熱くなった体を冷やす効果があり、逆に冬の野菜(主に根菜)などは陽のものが多く、冷たい体を温める効果がある。
これらは食べ物を食べる上で、非常に重要な考えであり、実践すべき考えだと思う。
つまり僕は、行き過ぎていなければ、そして考え方さえ間違っていなければ、基本的にマクロビオティックには賛成である。
さて、食事に参りましょう。
玄米、味噌汁、レンズ豆のスープ
味噌汁があるのにスープをつける意味が分からないし、細かいことを言えば日本原産でないレンズ豆を使うことは「身土不二」に反している。
味噌汁が若干濃い味だが、許容範囲内。だしは昆布と椎茸だと思う。
玄米の炊き具合は良い。
おかずが4種類ついてくる。
ランチはこの1種類のみ(1050円)
計468kcal PFC比=13:15:72(1031調べ ※メニュー、および季節により大きく前後しますので、参考程度にお考え下さい。)
どれも見たまんまです。家庭の味。でもコスパ悪い。
手前は大豆タンパクのそぼろ。挽肉っぽく感じなくも無い。しかし、なぜマクロビ系のお店ではこの大豆タンパクを良く使うのか疑問です。
大豆タンパクとは、大豆からタンパク質のみを工業的に(化学的に)抽出した物質のこと。つまりマクロビにおいて、大前提である「一物全体」という理念に反している。
そのもの全体を食べるのがいいのではないのかい?
これを出すってことはマクロビやってても「結局肉(っぽいもの)が食べたいんだな」と思わざるを得ない。
本当にマクロビやりたいなら、「煮豆」を出せば何の問題も無いのであるが。
チョコレートケーキ(400円)
動物性の素材を一切使っていないらしい。
それはさて置いても、甘さがあまりにも無さ過ぎる。これを何だと思って食べればいいのでしょうか。
「甘くないから体にいい」とでも思えばいいのでしょうか。
ケーキ食べてまでそんなこと考えるならはじめから食べるなと言いたい。
ま、もちろんこれが「体に良い」なんてこともありえませんけどね(笑)
しかも値段も結構高い。
こういうお店って大はやりですけど、僕にはイマイチありがたみが分かりません。
こんな家庭料理みたいな野菜中心の食事なら家で作ればいい。
もちろん存在価値は否定しませんが、結局こういうのって現代メディアの健康ブームに踊らされている気がしてなりません。
そもそもが肉に見せかけるために「大豆タンパク」なんてそんな工業製品使わなくても良いと思う。
肉のアレルギーの人のため、などと反論が来そうなので付け加えておくと、そういう方はわざわざイミテーション食材を食べなくても、おいしい大豆を食べた方がよっぽど良いと考えるのが僕の持論です。
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マクロビという考え方 その1(空色曲玉)の記事はこちら
マクロビという考え方 その2(ピンチオブソルト)の記事はこちら
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