2010年06月27日

ラ・ドゥール(l'adour) その2


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かなーり前ですが、ラ・ドゥールのディナーに行ってきました。
スペシャリテのオマールが食べられる8400円のコースと迷った挙句、前回同様5250円のコースで。








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アミューズ:姫ホタテとスパイスを効かせたオレンジのソース
カルダモン、クローブ系の味わいがほんのりした気がする。
スパイスは使ったか使わないか分からないくらいほんのり効かせるとシェフが言っておりました。





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前菜:フルーツトマトとズワイガニ
トマトの下に敷いてあるのは根セロリ。フルーツトマトが甘すぎてズワイガニとの相性がいいとは思えない。もう少し甘みが無く、酸味が強いものの方がいいと思う。

話はそれるが、フルーツトマトをはじめ、近年は甘い野菜が流行り過ぎている気がする。
そもそも野菜は苦さや酸味やえぐ味などが強くないと野菜らしくないので、個人的に変に甘い野菜は好きになれない。
このあたり皆さんはどうお考えでしょうか?







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スープ:かぼちゃのポタージュ
濃厚という感じではないが、素材の味が感じられておいしい。




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魚料理:舌平目のソテー ブールブランソース
若干酸味の効いたソースは舌平目との相性もとても良い。
舌平目自体もおいしく、いい意味で濃厚で好きな感じ。




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肉料理の前に、と。
肉料理に出てくるサファーク種の羊のあばら骨をスパイスの香りをつけて焼いたもの。
こちらもスパイスはほんのり。種類は多いと思いますが。
スパイスが前面に出すぎれば、それはエスニックですから、とシェフ。







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肉料理:仔羊のハンバーグ
中はかなりレアな状態。基本的にはレアが大好きなのだが、ハンバーグやひき肉などに関してはしっかりめに火を通した方が肉の味わいを味わえるのではないかとも思う。
ソース自体は濃縮感がありおいしいが、メインとしては少し疑問が残る感じ。
付け合せはちゃんとうまい。





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チーズ盛り合わせ(1050円)
勧められたのでまたいただきました。
手前からコンテ、シェーブル、カマンベール、ダナブルー、何らかのウォッシュ。
どれも非常に特徴的でクセがある。
うまいぁ〜これ。





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デザート:セロリのアイス
びっくりするぐらいに強くクセのあるセロリの味わい。
セロリそのものより濃い。甘さもやや強め。
食後しばらくは口の中がずっとセロリでした。これはセロリ嫌いには耐えられないでしょう(笑)
シェフはこの日にはじめてこれを出したと言っていました。




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5250円のコースとしては十分に満足できますが、聞くところによれば、これのメインが1つになっただけで、ほぼ同じ構成のランチが2730円なので非常にお得だと思われます。
使っている素材やボリュームなどもほぼ同等だろうから。
やっぱり次はスペシャリテがつくディナーか(笑)


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ラ・ドゥールその1の記事はこちら
ラ・ドゥールその2の記事はこちら
ラ・ドゥールその3の記事はこちら

名古屋市千種区山添町1-11-1 エクセル覚王山1F
052-752-5037
営業時間 11:30〜14:00 18:00〜21:30
日曜、第1月曜休
posted by 1031 at 17:21| Comment(2) | TrackBack(0) | フランス料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月25日

まほらま



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名古屋市某所にある隠れ家的居酒屋に行ってきました。
今回はAB型仲間との訪問。

現段階ではシークレットにします。
→公開しました。







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大きな看板も無い目立たないビルの階段を上る。怪しい(笑)
地図とGPSを駆使しましたが、実際にこの前の道を3回ぐらい通り過ぎてしまった。







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とりあえずビール。エビス好き♪
きめ細かい泡で、とってもうまい!

さて、こだわりのありそうなマスターに色々と聞きながらオーダー。







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炭火焼をオーダーすると、これが出てくる。





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いかよろこび
不思議な名前だが、小さいヤリイカ?を干したものらしい。
能登の魚醤である「いしる」を思わせる濃厚な味わい。
軽く炭火で炙って食べると日本酒とベストマッチ!






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このお店の名前を冠した日本酒。
アル添の本醸造。後味がやや濃厚。






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じゃこ天、朝引き砂肝
これも炙って。








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いただきまーす。






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義侠 純米原酒60%生酒
特A地区山田錦100%。後味に濃厚な米の香りと味わい。
生らしい力強さもある。味の濃さが際立つけど僕は結構好きです。








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冷奴
自家製の寄せ豆腐が豆乳に浮かんでいる。
この日はゆず豆腐。爽やかな香りでいいですね。









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へしこ
軽く炙られて出てきました。

これ、めっちゃくちゃうまい!
しっかりした熟成感がありながら、糠の複雑でフレッシュないい香りもある。
これは日本酒が進みまくります!お茶漬けもいいな。

余談だが、石川県民は「へしこ」ではなく「こんか漬け」と言う。







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義侠 えにし
精米歩合60%の純米酒。
これをぬる燗で出してもらい、へしこに合わせていただきましたが、これがもう・・・・うまい!!うますぎる!!
程よく濃厚なえにしとへしこの相性が素晴らしい。どちらもとても強い味わいなのに、体に自然に溶け込むようにすんなりと入っていく。これ以上無いくらいにベストマッチでした。
これは感動でしたね、思わず追加でえにしをオーダーしましたから。
ホント、うますぎて気を失うかと思いました(笑)







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根知 男山
今日も酒が進む。








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以上、1人あたり5000円かからないくらい。
料理はどれもこだわりがありそうな感じで、特に日本酒とベストマッチ。どれもとてもおいしく、A級の味わいです。
質を考えると高くは無いと思いますし、何より「へしこ+えにし」という感動できるほどうまい組み合わせに出会えたのは嬉しい。異国の料理ならともかく、まさか長年食べ続けている和食で感動できるなんてね。日本人でよかった〜^^
ただうまいものを出すだけならある程度お金をかければできるのかもしれないが、相性などを考えて最善のものを出すことにこのお店の心意気を感じる。いいお店です。
マスターとの超意外すぎる接点も見つかったし(笑)、ここはまた行きたいですね。



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愛知県名古屋市東区泉1-17-25 イープ大田ビル 2F
052-972-9726
営業時間 18:30〜翌2:00(L.O1:30)
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2010年06月23日

袋パン選手権



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スーパーなどで売られている袋入りの食パンを食べ比べてみました。
何度もブログには書いているが、僕は基本的にパンが食卓に上ることは無いので、普段の食事ではよほどのことが無い限りパンがご飯代わりになることは無い。ましてやわざわざ食べるパンを袋入りのパンにすることなど皆無。大昔に食べた記憶はあるが、覚えていないのでなんとなく食べ比べてみることにした。
結論から言うとすべてまずかったのだが、それでもメーカーにより、かなり差があった。









今回用意したパンは、
@敷島製パン(PASCO) 超熟(158円くらい)
Aフジパン 本仕込み(168円くらい)
Bヤマザキ 超芳醇(158円くらい)
Cヤマザキ 喫茶店の食パン(168円くらい)
D第一パン モーニングセレクション蒼(90円くらい)
E本間製パン おはよう食パン(200円くらい)
FTOPVALU 食パン(100円くらい)

※出来る限り条件を同じにするため、すべて製造日が同じものを選び、なおかつ厚さは6枚切りとした。本間製パンのみ6枚切りが売り切れていたので、5枚切り。
なお価格は一斤での価格。お店によって差はありますので、参考程度にお考え下さい。

評価項目は、<見た目> 5点満点、<食感・手触り> 5点満点、<香り> 5点満点、<味> 5点満点
計20点満点。(評価は相対評価。)














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@敷島製パン(PASCO) 超熟


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<見た目>4点。きめ細かい。
<食感・手触り>4点。ややもっちり。
<香り>4点。ほんのり香ばしい。若干イースト臭とマーガリン臭
<味>5点。口どけが悪く、水分が欲しくなる。甘め。

<総評>計17点。まずいが、我慢すれば食べられる。












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Aフジパン 本仕込み
北海道産の砂糖だからなんだと言うのだ。



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<見た目>4点。ややきめが粗い。
<食感・手触り>3点。やや硬め。表面が張った感じ。
<香り>4点。香りほとんど無し。
<味>3点。口の中でべたべたになる。
<総評>計15点。まずいが我慢すれば何とか食べられる。













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Bヤマザキ 超芳醇


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<見た目>3点。特になし。
<食感・手触り>3点。しっとり。
<香り>1点。酢とマーガリンのにおいがキツ過ぎる。
<味>2点。マーガリンの味。以上。
<総評>計9点。かなりまずい。とにかくにおいでやられました。













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Cヤマザキ 喫茶店の食パン
乳脂肪、乳たんぱく、卵白粉など他のパンには無いものが目立つ。


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<見た目>3点。なんか雑。
<食感・手触り>3点。ふわふわ
<香り>1点。マーガリン臭。
<味>2点。口の中の水分全部持ってかれます。後味が肉系の雑味。
<総評>計9点。マーガリンのにおいがすごい。パサつきもすごい。
















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D第一パン モーニングセレクション蒼
今回最も安価(90円)。
材料からも安そうなのが伝わってくる。
例えば、ふどう糖果糖液糖(工業的に連続的に酵素反応をさせて精製する糖)を使っているのはこのパンだけ。





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<見た目>3点。きめがやや粗い。
<食感・手触り>2点。ふわふわ。すぐ潰れる。
<香り>2点。なし。
<味>3点。何の味もしない。口の中がベタベタになる。
<総評>計10点。味も香りも無いので逆に食べられないことも無い。














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E本間製パン おはよう食パン
今回最も高価(200円)。


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<見た目>3点。特になし。
<食感・手触り>2点。ふわふわ過ぎ。
<香り>1点。好ましくないアルコール臭がツーンと。
<味>3点。しっとり。我慢すれば食べられないことは無い。
<総評>計9点。ニオイがひどいが、味はニオイほど悪くは無い。まずいけど我慢すれば何とか食べられる。











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FTOPVALU 食パン
結構上位に「香料」があるけど大丈夫か・・・・。


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<見た目>2点。雑。
<食感・手触り>2点。硬い。
<香り>0点。わざとらしい発酵臭の香料。マーガリン臭。きびしい。
<味>0点。ゴミ。
<総評>計4点。ゴミ。これを食わなきゃ死ぬというような状況でない限り二度と食べることは無いでしょう。






<結果>

@超熟(17点)>A本仕込み(15点)>>>>>D蒼(10点)>Eおはよう食パン(9点)
>B超芳醇(9点)>C喫茶店の食パン(9点)>>>>>TOPVALU食パン(4点)


パスコの超熟が断トツでおいしい(マシ)。
次はフジパン本仕込み。
そこから大きく大きく離れて、第一パンの蒼。これは味が無いから何とか食える。
次にヤマザキ、本間パンと続くが、このあたりは大差ありません。
最後は断トツでTOPVALU食パン。口の中がマーガリン臭になる。
思い出しただけで気持ち悪くなる。ゴミ。もったいないので捨てました。




体を張った企画でした。うぷ・・・。
付き合ってくれた(発案しやがった)某パン好きさん、ありがとう!もう二度とやらないと思います(笑)
ちゃんとしたお店の食べ比べなら楽しそうですがね。

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posted by 1031 at 21:35| Comment(12) | TrackBack(0) | パン(その他地域) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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